内容説明
湖畔のホテルが閉鎖されたのを機に、少女の頃からそこで働くのが念願だったニーナは自ら支配人となって再開する契約を取りつけた。将来的にはオーナーになるつもりだ。ところが旅行で留守中に、その契約もろともホテルが他人に売り渡されてしまった。しかも買い手は、叶わなかった初恋の相手、グレッグだった！当時若すぎたニーナに未来の可能性をほのめかしておきながら、別の道を歩いていってしまった男。いくら時を重ね魅力を増したといっても、夢を奪った彼の下で働くなど想像もつかず、彼女はただ途方に暮れるが…。
著者等紹介
ウィッグス，スーザン［ウィッグス，スーザン］［Ｗｉｇｇｓ，Ｓｕｓａｎ］
ニューヨーク州生まれ。ヨーロッパで教育を受けたあと、ハーバード大学で科学の博士号を得た。読書好きが高じて第一子妊娠中に小説を執筆、１９８７年に念願の作家デビューを果たす。その後、数学教師のキャリアを捨て、著作に専念。現在は数々の出版社から歴史物や現代物の新作を発表する傍ら、小説執筆の講師を務めるなど精力的に活動している。ＲＩＴＡ賞など権威ある賞の受賞歴も多数
宇丹貴代実［ウタンキヨミ］
広島県生まれ。上智大学を卒業後、会社員生活を経て英米文学翻訳者となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
21
このシリーズで最初に手に取ったのが、主役の前妻が主役（ややこしいな）の話で、彼女が短所も含めてとても気に入っていたので、こわごわ読み始めました。いや～彼女とは正反対の生きのいい女子。大家族の元で育ち、無鉄砲。15歳なりたてでうっかり妊娠なシングルマザー！このシリーズではこういう10代うっかり妊娠の人がた～くさん登場し、今回ついにデイジーちゃんが出産。38歳で祖父になる男子のパニックぶりが超リアル。私も娘が高校生で妊娠したら何ができるかなあ…。ロマンスというより等身大ヒューマンドラマです。今回も面白かった。2016/04/28
mum0031
3
元市長のニーナと、リゾートホテルオーナーグレッグ。 リゾートホテルのオーナーになる事を子供の頃から夢みていたニーナは、支配人として契約を結び､いずれオーナーとして買い取る算段をしていた。 グレッグは離婚そして娘のデイジーの妊娠で、ホテルを買い取り再出発を考えていた。 グレッグとニーナの絡み合う人生が、やっと正しい方向へ進む。 中休みばかりで進まぬページ､この本はあまり楽しくなかったわ。2019/04/21
MOMO
1
二人にそんな過去があったとは・・・まぁ、14，5歳のお嬢さんたちって、やっぱ関心のほとんどは男の子のことなんだろうし、でもって男の子達の感心もまた、女の子のことだし・・・それでも自分の過去を振りかえって＜男狂い＞だったと言い切る辺りが凄いわ、ニーナちゃん・・・2010/08/19
いちみ
1
それぞれに子供を持ち、それぞれの人生の歴史を持つおとなの男女が、新たな絆を築くためのさまざまな問題に悩むヒロインの心理が、丁寧に描かれている2010/02/01
まめもち
0
レイクショアクロニクルシリーズ３。シングルマザーの元町長ニーナ×グレッグ。お互い子供がいる大人同士の恋愛模様。子供の頃からお互い意識しあう存在だったが結ばれるにはいたらず。ヒロインが欲しかったホテルをヒーローが購入し一緒に働くようになって急接近。ヒロインが町長というイメージが全くわいてこないので話になかなか入り込めなかった。2016/06/01
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