Mira文庫<br> あの頃、憧れは遠くに―レイクショア・クロニクル

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Mira文庫
あの頃、憧れは遠くに―レイクショア・クロニクル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 557p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784596913722
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ベーカリーを経営するジェニーは祖父母が遺した家に独りで暮らしていた。ある日、不運にもその家が火事で焼け落ちた。すべてを失い途方に暮れる彼女を見かね、警察署長のロークが、しばらく彼の家に住んでもいいと申し出た。ジェニーは昔、ロークに憧れていたが、彼はいつもそっけない態度をとり続けた―親友の訃報の悲しみに耐えられず、一線を越えてしまったあの夜を除いては。以来9年ものあいだ、ずっと互いを避けてきたというのに…。心にわだかまりを抱えながらも、気づけばジェニーは彼の申し出にうなずいていた。

著者等紹介

ウィッグス,スーザン[ウィッグス,スーザン][Wiggs,Susan]
ニューヨーク州生まれ。ヨーロッパで教育を受けたあと、ハーバード大学で科学の博士号を得た。1987年に作家デビューを果たす。その後、数学教師のキャリアを捨て、著作に専念。現在は数々の出版社から歴史物や現代物の新作を発表する傍ら、小説執筆の講師を務めるなど精力的に活動している。RITA賞など権威ある賞の受賞歴も多数

加藤しをり[カトウシオリ]
奈良県出身。旧大阪外国語大学フランス語学科を卒業。万国博覧会で通訳を務めたあと、秘書などを経てフリーの翻訳者に

京兼玲子[キョウカネレイコ]
1969年生まれ。香川県出身。東京大学文学部を卒業後、高校英語教員となる。1995年、山形県の遊学館外国絵本翻訳コンクールでの最優秀賞受賞を機に翻訳の世界に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

17
ロマンスと言うよりはヒューマンドラマでしょうか。ある名士家族と彼らが運営していたキャンプで出会った人々を軸に、現在と過去が交差して物語が続いていきます。1作も良かったんですが、2作目はまた切ない。ずっとずっと愛し合っているのにうまくいかない名家出身の署長さんと、奔放な母親に捨てられ父親を知らずに育った女子のお話です。様々な年代の男女の恋愛模様が素敵。人間、愛をもとめつづけるところ、ええなあ~♡2016/04/27

mum0031

4
ベーカリー経営ジェニーと、警察署長ローク。 祖父母が遺した家が火事で焼失。 初恋の人で、婚約者(故人)の親友ロークの家で、同居をする事になる。 過ちの一夜が、その後の2人の人生に影を落とす。 ロークがジェニーを思う気持ちに、素直に従えばもっと早く幸せを掴めたのに! じれったい、後ろから頭を叩いてやりたいくらい。2019/03/04

MOMO

1
初恋が、紆余曲折してのハッピーエンドを迎えるお話で、過去の事件や出来事を織り交ぜ、なぜ二人が現在、互いを避けるようになったのかが、おいしそうなレシピと共に描かれています。実は私、火事の後、自分の気持ちに改めて気づいたローク君がイケイケどんどんな感じでジェニーちゃんに迫るのかと思ってたんだけど、とんだ肩透かし・・・したことを考えたら、距離を置く気持ちも罪悪感もわからいではないけれど、そこまで卑屈に自己否定して感情を封じなくっても良いでしょうにと思ってしまったわ・・・2010/08/17

いちみ

1
前作に比べ、世代を交差する複数のエピソードの絡みが見事。ヒロインもヒーローも、最初はあんまし魅力的でなかったのが、ストーリィ進行と共に、人間的な深みを増していくさまが、、、読み応えあったかも。2010/02/01

くろうさぎ

1
相変わらずオリビアの母、祖父母はちょっとしか出ないけど思いっきり嫌な感じでしたね、、ヒーローは勝手な思い込みによる自滅男な上に迷惑でした。それが理解できるまでにはちょっと時間がかかりすぎたんじゃないかしら?2009/10/03

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