内容説明
ベーカリーを経営するジェニーは祖父母が遺した家に独りで暮らしていた。ある日、不運にもその家が火事で焼け落ちた。すべてを失い途方に暮れる彼女を見かね、警察署長のロークが、しばらく彼の家に住んでもいいと申し出た。ジェニーは昔、ロークに憧れていたが、彼はいつもそっけない態度をとり続けた―親友の訃報の悲しみに耐えられず、一線を越えてしまったあの夜を除いては。以来9年ものあいだ、ずっと互いを避けてきたというのに…。心にわだかまりを抱えながらも、気づけばジェニーは彼の申し出にうなずいていた。
著者等紹介
ウィッグス,スーザン[ウィッグス,スーザン][Wiggs,Susan]
ニューヨーク州生まれ。ヨーロッパで教育を受けたあと、ハーバード大学で科学の博士号を得た。1987年に作家デビューを果たす。その後、数学教師のキャリアを捨て、著作に専念。現在は数々の出版社から歴史物や現代物の新作を発表する傍ら、小説執筆の講師を務めるなど精力的に活動している。RITA賞など権威ある賞の受賞歴も多数
加藤しをり[カトウシオリ]
奈良県出身。旧大阪外国語大学フランス語学科を卒業。万国博覧会で通訳を務めたあと、秘書などを経てフリーの翻訳者に
京兼玲子[キョウカネレイコ]
1969年生まれ。香川県出身。東京大学文学部を卒業後、高校英語教員となる。1995年、山形県の遊学館外国絵本翻訳コンクールでの最優秀賞受賞を機に翻訳の世界に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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