内容説明
父を亡くしたばかりのケイトは途方に暮れていた。休暇を終えれば、父のレストランを継がなければならない。そんな彼女の前に現れたのは、神々しいまでにハンサムなミッチェル。謎めいた魅力を放つ彼は、大胆にもケイトをベッドに誘う。しかも、それ以上の関係にはならないとはっきりと告げて。ミッチェルは愛など信じておらず、自分のことも決して語らない。悲しみと不安を抱えるケイトは、激しい情熱と温かな絆を感じながらも、傷つくだけだと気持ちを押しとどめた。だが、たった一度のキスは魔法のように二人を引き寄せて…。
著者等紹介
マクノート,ジュディス[マクノート,ジュディス][McNaught,Judith]
ラジオ局や映画会社などに勤務したのち、1983年『言えないことば』で作家デビュー。85年に発表した『Whitney My Love』でベストセラーを記録し人気作家の仲間入りを果たす。以来、ヒストリカル・ロマンスとコンテンポラリー・ロマンス約16作品を発表。総発行部数は3000万部を超え、ベストセラー作家として不動の地位を築いている。テキサス州ヒューストン在住
島野めぐみ[シマノメグミ]
早稲田大学第一文学部卒業。1985年より翻訳業に携わる。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イヴ@乗馬に夢中
15
パラダイス4.いつもは生い立ちをじっくり紹介するけど、今回はあっさり紹介。その分ヒロイン(父を亡くしケイト)とヒーロ(ハンサムなミッチェ)の出会い、駆け引き、行為までしっかり書いてある。2作めのザックとジュリー、アメリカの有名人達も登場してきてにぎやか。島の滞在とあって、綺麗な描写が続き読んでいて心地良かった。上巻ラストでマクノートお得意のすれ違いになるんだけれども、このすれ違いがもどかしい。ロマンスだけではなく、事件要素もありミッチェの腹違いの兄を殺したのは一体誰なのか、それも気になる。下巻へ。2018/01/30
Nami
9
ヒロインの婚約者の話で、誤解が生じてしまった... これは、わざとか..それともただの感違いか...⁇ H/H共に、憎みあうのね( ´д`ll) 下巻へ...2016/09/12
たまきら
9
冒頭から主人公の男性の生い立ちを丁寧に描写してあるので、ヒロインとの出会いで彼がどうしてそのような態度をとってしまったのかが納得でき、HQでよくあるような強引な語り口を覚えないところにまずうまさを実感。すれ違いの部分もうまいです。よく計算された文章で読みごたえもあります。これから盛り上がるところで下巻へ。2014/09/30
矢田ふみえ
2
再読だったけど、記憶がない。このすれ違い、必然性、二人がひかれあっていく過程、目が離せない。2017/05/28
kokorika
1
父を亡く傷心のケイトは付き合っているエバンと南国のバカンスを楽しむ予定だった。しかしエバンが仕事で来られず、ミツチェルと知り合う。肉親の愛を知らないミツチェルはいつもなら心を閉ざしたままなのに、何故がケイトには心を揺さぶられ、親密な関係になる。ミツチェルの兄の遺体発見にミツチェルが関係しているのか?彼に利用されたと思いエバンとの婚約をするケイト。マクノートらしい誤解でのすれ違い、下巻が楽しみです。 2021/09/19