内容説明
弁護士のジュヌヴィエーヴは、クライアントである大富豪ハリーのサインをもらいに、停泊中の彼のクルーザーに立ち寄った。やがて現れたピーター・ジェンセンという個人秘書は不自然なほど地味な男だったが、ジュヌヴィエーヴは妙に彼のことが気にかかる。実はピーターはハリーの命を狙う組織の殺し屋であり、今回クルーザーが向かうのはまさにハリーの“処刑地”なのだ。まずい時にまずい場所に居合わせたという理由で、暗殺リストに名を連ねたジュヌヴィエーヴ。はたして彼女は本当にピーターの標的になるのか、それとも…。
著者等紹介
スチュアート,アン[スチュアート,アン][Stuart,Anne]
数々の受賞歴を誇る全米ベストセラー作家。少女のころから文章を書くのが好きで、25歳のときに初めて小説を出版。以後、幅広いジャンルで旺盛な執筆活動を続ける。現在ヴァーモント州に夫と子供たち、犬と猫たちとともに暮らす
村井愛[ムライアイ]
1968年生まれ。米国の大学で文学を学び、帰国後、翻訳の世界に入る。文芸、ミステリー、ノンフィクションなど幅広いジャンルの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アン
24
アナスタシアは不運にもその場にいたと言うだけで、暗殺計画にまきこまれる。この状況だけ見るとヒロインに同情したくもなるけれど、このヒロイン勘違いしまくりで余計なことばかりでイラ~~。 弁護士で自立した女性、反抗的で全く素直じゃないし、最初っから最後まで好きになる要素ゼロ。 ピーターは組織の殺し屋で氷のように冷たい有能なエージェント。 それでも人間らしさも残っており、罪もない人間を殺したくないとジュヌヴィエーヴをなんとかして助けようとします。 それを信用せずに逆の行動をとるヒロイン!本当にイラっとしました。 2015/12/12
こやま
2
黒の微笑という本のスピンオフ作品らしい。ダイハードみたいな作品でした。ダイハード見たことないけど(笑)2012/03/15
びわ
1
なんかいまいちだった。ヒロインはやっちゃいけないことばかりするし、ヒーローも余計なこというわりには言葉が足らないとゆうか…ラストもよくわからない。二人はいつ想いを確かめあったの??読み飛ばしたかしら2013/06/03
みか
1
弁護士のジュヌヴィエーヴ(ヒロイン)と秘密組織のスパイピーター(ヒーロー)。ジュヌヴィエーヴが休暇の始まりに、大富豪のハリーから契約書にサインをもらう簡単な仕事を済ませるため、彼の船に乗り込んだが、そこには大きな陰謀があり、否応なく巻き込まれてしまう。前半部分のヒーローとヒロイン二人のシーンが長かったように感じた。そしてヒロイン、ヒーローが「やってはいけない」ということを何度もしてしまい、その度にヒーローは苦境に立たされてしまい、どうしてこのヒーローがこのヒロインを好きになるのかが分からなかった。2012/12/27
カサブランカ
1
△ 女弁護士が大富豪のサインを貰いにクルーザーに行くと、秘書に扮した殺し屋のヒーローがいた。登場人物に魅力がない。2009/05/04