Ｍｉｒａ文庫 真夜中に電話が鳴って

ジェリッツェン，テス【著】〈Ｇｅｒｒｉｔｓｅｎ，Ｔｅｓｓ〉/秋津 志麻【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2007/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 302p／高さ 15cm
• 商品コード 9784596912565
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

私は結婚した相手の名前さえ知らなかった―夫ジェフリーの死を告げる一本の電話から、セイラの人生は狂い始める。信頼していた夫が名前も仕事も偽ったスパイだとわかったとき、愛は幻と消えた。だが、セイラはある理由から夫の死に疑問を抱く。夫は生きているかもしれない。彼を捜し出し、真相を知らなければ前に進めない。セイラは国務省のニック・オハラとともにジェフリーの行方を追う。いつも優しく包み込み、そばにいてくれるニックに、セイラは次第に心を許すようになる。でも、彼も仕組まれた存在かも知れないのだ…。ベルリンの壁がそびえるヨーロッパ。セイラは陰謀に巻き込まれ…。ＲＩＴＡ賞受賞作家テス・ジェリッツェンが才能を見せつけたデビュー作。

著者等紹介

ジェリッツェン，テス［ジェリッツェン，テス］［Ｇｅｒｒｉｔｓｅｎ，Ｔｅｓｓ］
内科医として働く傍ら、育児休暇中に小説を書き始める。１９８７年に『真夜中に電話が鳴って』でデビュー。以来、緻密な描写の医療サスペンスを多数発表し、ＮＹタイムズのベストセラー作家に。２００２年『外科医』（文藝春秋）でＲＩＴＡ賞を受賞。現在は医師を引退し、フルタイムで執筆にあたる。メイン州在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[romance_holic]

これがデビュー作とは。外科医などで怖い怖いと思いつつ最後まで読まされてしまったおもしろさ、迫力がこの作品にもあります。ハーレクインからの出版！　勧善懲悪というかんじではなく、短くても本格的で迫力のあるロマンチック＜サスペンス。 ヒロインは研究面では優秀でも容姿には自信がない本当に平凡な女性。そんな女性が一本の電話から非日常的で混乱した死と隣り合わせの世界へ入り込んでしまう、緻密な描写で説得力がありました。

2007/12/09

[erie]

なかなか読みごたえがありましたが。でも、ヒロインがヒーローに惹かれるのが早すぎ。

2009/10/23