内容説明
マリアは息をつめ、ロッキング・M牧場の母屋のドアをノックした。兄と引き離されてから15年。はっきりと兄を憶えているわけではないものの、感動の再会はもう目の前だ。すると家の中から不機嫌そうな男の声が聞こえ、戸口をふさぐほど大柄な男性が応対に出てきた。厳しい顔つきだが、とてもハンサムな人。この人がお兄さん…。だが感激もつかの間、マリアは思わず言った。「色が違うわ」目の前の男性は、自分と同じ琥珀色ではなく、ダークブルーの瞳を好奇心で輝かせている。マリアの胸に、一瞬にして不安が影を落とした。
著者等紹介
ローウェル,エリザベス[ローウェル,エリザベス][Lowell,Elizabeth]
1975年にアン・マックスウェル名義でデビュー。82年よりエリザベス・ローウェルとしてロマンスを描きはじめる。NYタイムズなどベストセラーリストの常連で、受賞歴も豊富(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まみ子
3
シリーズ3作目。ヒーローの女性不信に振り回されるヒロインが少し可哀想ですが、だからといって彼女のとった行動はちょっと的はずれな気がします。最後はあっさり解決したので物足りない感じです。2016/02/27
たん
0
★★☆☆☆ 出会うなりラブラブで、話展開するのか?と思ったけど、結局たいした展開もなかった。そして、ヒーロー疑い深すぎ。2014/11/24
こえん
0
「大地に愛された男」の改題。「冷たい雨の後に」のH/Hのきょうだい同士がH/Hのお話。ヒーローってば、いい兄ちゃんだったのにヒーローになったとたんコレってどういうこと…と言いたい頑ななおバカさんぶりだった。きちんとツケは払ってくれたから良かったけど…。2010/09/22
youyou88
0
ローウェルさんの小説は好きなんだけど、これはそこまででもなかったかな。。 https://ameblo.jp/harayou1223/entry-10993882950.html2021/11/02