内容説明
南太平洋の孤島、セントクレア島。海辺のバー“サーパント”で、エイミーは男を待っていた。会ったこともないその男が、ある大事な取引の場所として、はるか海を渡ったこのバーを指定してきたのだ。やがて男が近づいてきた。だが彼は目的の人物ではなく、バーのオーナー、ジェイスだった。巧みに誘いかける彼を、私はその手の女とは違う、とエイミーはきっぱりはねつけた。軽蔑の念とともに、なぜか彼に抗いがたい引力を感じたことは胸に秘めて…。
著者等紹介
クレンツ,ジェイン・A.[クレンツ,ジェインA.][Krentz,Jayne Ann]
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと1979年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスルなど7つの作家名を使い分け、バラエティに富む著作は130冊を超える。最近では連続30作以上がニューヨークタイムズのベストセラーに入り、不動の人気を誇っている。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集が女性学の機関による賞を受賞した
霜月桂[シモツキケイ]
1955年東京都生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒。高校教諭を経て、翻訳家・翻訳学校講師に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mao
18
セントクレア島でバーを経営しているヒーローは、観光客に、ジェイスとの一夜の思い出を土産としてこさえてあげてる( ̄O ̄;)ヒロインに対しても、土産ゴリ押し。しつこく付きまとい、半ば強引に結ばれる。翌朝、妊娠を危惧して焦るヒロインに逆ギレ!僕は精子欠乏症なんだ!!そんなん知らんがな。ロマンスも、サスペンスもイマイチだった。ジェイスの子種をお土産に帰っていった観光客が一体どれだけいるのか、気になるのは私だけ?( ˙-˙ )危険なのは島ではなく、観光客ハンターなヒーローでした。2017/02/09
みか
2
再読。初期のジェイン・A・クレンツの作品は時々読み返したくなります。ヒーローがヒロインに対してメロメロで、独占欲剥き出しな所が好きなのかも~(*^^*)。実際にいたら・・・だと思うのですが、でもやっぱり本はスキです。今回の主人公達は、南太平洋の孤島のパーのオーナー、ジェイス(ヒーロー)と、大事な取引の相手と会うために、アメリカよりはるばるやってきたエイミー(ヒロイン)。サスペンスもあるのですが、解決(エイミーがジェイスを救うためにとった行動に対するジェイスが印象的)した後のストーリーも、お気に入りです。2012/05/15
mum
1
南太平洋の孤島ヘ、一人で行くのは危険で浅はか!Barのオーナーとのロマンスもありきたり!乏精子症?とは無精子症とは違うし笑える‼2016/04/09
紫野
1
初期の作品という事で、ちょっと読みづらい部分が無きにしもあらず。まぁまぁな感じ。2011/09/27