内容説明
幼いときから両親と外国の辺境で暮らし、世間を知らずに育ったリサ。財産目当ての女たちにうんざりして、愛を信じなくなった牧場主のライ。ある夏の日、二人は草原で出会った。きらきら輝くアメジスト色の瞳を持つリサは、ライをしがないカウボーイだと思い込んだ。ライはあえて素性を明かさず、リサのもとを訪れるようになる―夏が終わるまでの、ひとときの夢のつもりで。E.ローウェルの最高傑作とも言われる究極のラブストーリー、ついに文庫化。
著者等紹介
ローウェル,エリザベス[ローウェル,エリザベス][Lowell,Elizabeth]
1975年にアン・マックスウェル名義でデビュー。1982年よりエリザベス・ローウェルとしてロマンスを書きはじめる。NYタイムズなどベストセラーリストの常連で、受賞歴も豊富。創作範囲はロマンス、SF、ミステリー、歴史小説、ファンタジーなど多岐にわたる。同じく作家である夫との共著もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harutamano
8
夏!草原!男と女!手縫いのシャツに鹿の角。ヴァー!せつない!2020/06/08
フタ
5
シンプルなロマンス本( ´ω` )愛を信じられない牧場主と、そこにあらわれた文明に馴染めない無垢な女性。シャツのくだり泣ける……(´;ω;`)ブワッ2018/07/14
キッチンタイマー
2
たしかに究極のラブストーリーかもしれない。純粋すぎるヒロインの愛情表現をただただ堪能する。おとぎ話感というか、いやもうね、このヒーローにはイソップの寓話みたい。「お前の必要とするものを必要とするだけ与えたのになぜ不満なのか」とキツネにカケスが話しかけた、みたいな。だからヒロインの仕打ちも仕打ちではないというのかな。ところで世間擦れした読者である自分からは組み合わせとしてはどーかなと思ったりするんだな。2013/06/15
romaco
2
★★★ ヒーロー、この期に及んでまだ瞳の中にドルマーク探してるの?と最後のほうはイライラしつつも、ほろっときた・・・2011/05/27
こえん
2
再読。これまたおバカなヒーローで目眩がするくらい、ヒロインが純真無垢なので余計に…。その上、途中までの展開が気に入らず読むのを放棄…約1年後、関連作を読みなぜかこれが前作にあたることに気づいて再度手に取った。あと数頁で話が大きく動いたことが分かって、もっと早く読むんだったと後悔した。やっぱり自分の好みを疑ってしまうけど。2009/04/10