内容説明
大火災から五年。父をなくし財産を失ったルーシーは、養女マギーを育てながら、女性のための書店“ファイアブランド”の経営に情熱を燃やしていた。資金繰りの苦しい中、融資の話し合いに現れた銀行家は二度と会いたくなかった男―ランドルフ・ヒギンズ。あの大火の夜、彼に愛人になってほしいと申しこみ、あっさり断られたのだ。しかし、再会は思いがけない運命の転換をもたらした。ランドルフが大火で亡くしたという娘とはマギーのことだったのだ。
著者等紹介
ウィッグス,スーザン[ウィッグス,スーザン][Wiggs,Susan]
ニューヨーク州オーリアン生まれ。ヨーロッパで教育を受け世界中を旅したあと、ハーバード大学で科学の博士号を得た。読書好きが高じ第一子妊娠中に小説を執筆、1987年にデビューを果たした。数学教師から作家に転身したのちも積極的に新分野へ挑戦をつづけ、97年には、長編歴史小説『希望の灯』を刊行した。近年は主にアメリカの歴史を背景にした作品を発表している
岡聖子[オカセイコ]
同志社大学文学部卒。1990年よりハーレクイン社のシリーズロマンスを手がけ、訳書は30冊以上
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