内容説明
ステファニーという女性から送られてきたEメールには、妻を虐待する男の様子がまざまざと描かれていた。自らも夫の暴力を乗り越えたグレースはメール交換を続け、アドバイスを与えた。“自分の身は守らなければ。たとえ凶器をちらつかせてでも…”だがこの善意のメッセージは狡猾にねじ曲げられ、さらなる悲劇の序章となる。画面の向こうで起こる虐待の真実、そしてステファニーの本当の姿とは?社会派ベテラン作家アレンが贈る、愛と痛みの物語。
著者等紹介
アレン,シャーロット・ヴェイル[アレン,シャーロットヴェイル][Allen,Charlotte Vale]
カナダのトロント生まれ。女優や歌手を経て、結婚後に文筆活動を開始。多くの女性が直面するさまざまな問題に勇気をもって立ち向かう、きわめてポジティブな作風が読者から強い支持を得ている。30を超える著作は世界中で愛読され、ニューヨークタイムズを含む数々のベストセラーリストに登場。現在カナダで最も成功した作家のひとりと言われている
京兼玲子[キョウカネレイコ]
1969年生まれ。香川県出身。東京大学文学部を卒業後、高校英語教員となる。1995年、山形県の遊学館外国絵本翻訳コンクールでの最優秀賞受賞をきっかけに翻訳の世界に入る
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