内容説明
このみじめに壊れた生き物は、第2の傑作の素材になる。天才外科医の鋭い目が、狂信的な光を放った。半年後、鏡を見たブロンテは愕然とした。事故以前の平凡な顔立ちは見る影もない。そこに映っていたのは、絶世の美女と謳われたマダム・デブリン―長年彼女を苦しめていた亡き母の顔だった。いったいなぜ、こんなことに?期せずして美しく生まれ変わったブロンテを待ち受けていたのは底なしの闇と罠、そして瓜二つの美貌を持つ邪悪な妖婦だった。
著者等紹介
メイジャー,アン[メイジャー,アン][Major,Ann]
生粋のテキサス人で、英文学とスペイン文学の修士号を持ち、二年間教師をしていたこともある。英語、スペイン語はもちろん、フランス語も堪能。小説を読むのも書くのも好きだという彼女は、等身大の登場人物、しっかりしたストーリーライン、セクシーな描写を盛り込んだ作品で多くの読者の心をつかんでいる。作家としての輝かしいキャリアに加え、趣味のピアノもプロ並みの腕前。3人の子どもたちのよき母親でもある
細郷妙子[サイゴウタエコ]
東京外国語大学英米科卒。外資系企業勤務ののち、ロンドンで宝石デザインを学ぶ。創刊当初よりハーレクイン社のシリーズロマンスを翻訳
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感想・レビュー
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こえん
1
漫画を読んだので再読。やっぱり、物足りなく感じるなぁ…。2010/07/02
夢劇場
0
事故でひどい怪我を負い、別人の顔に整形されてしまったヒロイン。ある男の妻のフリをする事になってしまい……。サンドラ・ブラウンの『私でない私』の下手な焼き直しみたい……。外科医もショボイし、真犯人の伏線もないし、ヒーローの妻がイマイチ迫力がないし、子どももヒロインに心開きすぎだしさぁ……いまひとつっ2011/03/25
こえん
0
何だか物足りない感じ…愛憎劇のキィになってたヒーロー妻の出番が少なかったせいかも。あと、各人の葛藤をもう少し別の角度から掘り下げて欲しかった、特にヒロイン側を。整形外科医の退場も早かったしなぁ。2009/04/11