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内容説明
ジェマの両親にとって、女はかわいらしく、少しおろかで、一人では何もできない人間でなければならない。自立心の強いジェマはそんな両親に反発しつづけ、少女時代、彼女が心を許したのは、ルークただ一人だった。彼は、いつか事業を興すという夢を抱く貧しい青年だったが、ジェマにとって彼以上の相談相手はいなかった。彼になら、「キスのしかたを教えて」などというお願いだってできた。些細なことから口論になり、二人は疎遠になってしまったが、10年後、美しく成長したジェマの前に、ルークが再び現れる。欲しいものはすべて手に入れる、冷酷無比な大物実業家として。
著者等紹介
ジョーダン,ペニー[ジョーダン,ペニー] [Jordan,Penny]
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kina
2
前半のまだ幼いヒロイン(14歳)と若いヒーロー(20歳)の甘酸っぱいキスのレッスンはキュンキュン。それから10年後の再会。ヒロインは過去ヒーローに差別的なことを言ってしまったことを恥じている。ヒーローはそんなことはたぶんすっかり忘れているがヒロインは他の男ラブだと思っている。お互い相手を誤解しているが実際は相思相愛というのは丸わかりでじれったい気がしますがそこがいいのでしょう。ところでペニーの小説はファッションの描写も割りと細かいけど、このお話のヒロインはバリバリ80年代ファッションなのでちょっと笑った。2018/12/13