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内容説明
ヴィッキーは父亡きあと、かわいがってくれた叔父の会社を救うため、ギリシア人実業家のテオと便宜的な結婚をした。2年間の期限つきで、離婚の際には多額の金を受け取る約束だった。ふたりは社交の場では夫婦としてふるまい、広い屋敷内では他人同然に暮らした。ところがある夜、テオの妖しい目の輝きにからめとられ、ヴィッキーは彼とベッドをともにしてしまう。形ばかりの結婚という契約にもかかわらず。動揺した彼女はテオのもとを逃げ出し、怒りを買った。そこから、すべてが取り決めから外れて動き始めるのだった―。怒れるテオに存在を無視され続けて2年、ヴィッキーは叔父のために約束の報酬を受け取ろうと、ふたたび元夫のもとへ向かった。そこに冷酷な復讐が待っているとも知らず…。