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内容説明
ジェシカはその黒い表紙の本を見つめた。ホラー小説『ミッドナイト・キス』。作者の写真はなく、簡単な紹介だけ。マシュー・グリフォン―メイン州の人里離れた海辺に住み、年齢は三十代なかば。一作目の成功でホラー界の第一人者となった。ジェシカは今、映画監督としてのキャリアをすべてかけて、この小説の世界をスクリーンの上に再現しようとしていた。ところが作品を読むうちに、主人公のヴァンパイアの苦しみが作者自身の苦しみのように感じられ、裏に何かあると思えてならなくなる。これはマシュー自身の体験がもとになっているのでは?それは何?彼が吸血鬼だとは思わないけれど、描写があまりにも真に迫っている。やがて嵐の夜、撮影現場の古い屋敷で、二人の出会いは突然訪れた。長期シリーズとして人気の連続サスペンス。今月はヴァンパイア映画に取り組む女性監督ジェシカが主人公。物語は、映画製作に原作者のマシューが加わり、思わぬ展開に…。はたして彼の本当の姿は?意外な結末。
著者等紹介
ヨーク,レベッカ[ヨーク,レベッカ][York,Rebecca]
当初はメリーランド州在住の二人の作家、ルース・グリックとアイリーン・ブックホルツの共同の筆名だったが、現在はルースだけがレベッカ・ヨークとして執筆している。数々の受賞歴を誇り、作品の数はこれまでに百作以上にのぼる。さらに料理本も十二冊刊行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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