内容説明
幼い頃から毒を与えられていた雪花。その毒はある能力をもたらした。それは、くちづけした相手を殺してしまうというもの…前王朝の復興を企てる両親は、彼女を暗殺者として後宮に送り込む。雪花は正体の見えない内通者に怯えながら、人質に取られた弟と、皇帝暗殺の密命との間で揺れ惑う。ある日、美しい青年・紫蓮と再会した雪花。彼はかつて雪花を救おうと手を差し伸べ、「いずれ俺の妻にする」と将来を誓つてくれた初恋の人だった―。毒の運命に抗う、純愛後宮譚。
著者等紹介
沖田弥子[オキタヤコ]
山形県出身・在住。2019年『みちのく銀山温泉 あやかしお宿の若女将になりました』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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