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内容説明
ワイナリーの広告に使う絵の製作を頼まれ、ディクシーは以前住んでいたナパ・バレーへやってきた。仕事のほかに、もう一つすべきことがあった。昔の恋人コールと対峙して、思いを断ち切るのだ。相変わらず男を挑発する女だ。コールは現れたディクシーを見ながら思った。長続きするような相手ではないが、短期間のたわむれにはうってつけだ。コールはセクシーな笑みを浮かべて歩み寄った。
著者等紹介
ウィルクス，アイリーン［ウィルクス，アイリーン］［Ｗｉｌｋｓ，Ｅｉｌｅｅｎ］
９６年の初作でいきなりＵＳＡトゥデイのベストセラーリストに載り、鮮烈なデビューを果たした。これまでに二度、ＲＩＴＡ賞最終選考の候補として名が挙がる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
15
本棚整理から気になって、シルエット・アシュトンズを探す。以前書いたようにこれがシリーズの一話目なので説明が多い。それでも再読なので前よりヒーローとヒロインの感情を拾い上げることができた。別れてもお互いを思い切れず、11年。1回目の別れを引きずるふたり。年を経て今だからこそ言える事もあるし、それぞれ相手が何を考えているか思いやる余裕がなかったことに気づいて。そしてたまたま持っているSA8のヒーローの伯父、グラントが登場してました。ちょっとつながりが分かったわ。2016/12/26
糸車
11
「偽りの求愛」と同じ人物が登場するお話ってこれでした。スペンサー・アシュトンは三度結婚。その一族にまつわるお話がシルエットアシュトンというシリーズになっているようです。気持ちがすれ違い別れたけれどお互いに相手に心を残したままの恋人たち。コールは自分が父のようなろくでなしだったから愛想をつかされたと思っているし、ディクシーは仕事優先のコールに愛されていないと思い込んで彼のもとを去ったのです。次のお話への布石がいっぱいあって終わり方も中途半端。肝心のロマンスを削ってしまっている感じ。うう、ときめきが足りない！2015/05/14
