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内容説明
年老いた両親と暮らす22歳のセリーンは、ある日、父が密かに投資に失敗して家計が苦しいと気づいた。自宅の屋敷で宿泊業を営むことを思いついた彼女は、一日中働いて部屋を磨き上げ、夜は疲れきってベッドに突っ伏した。そんな努力の甲斐あって、仕事が軌道に乗り始めた頃、客の老紳士が突然、体調を崩して倒れてしまい、彼の甥で医師のオリヴァーが呼ばれることになった。老紳士の息子によると、オリヴァーは退屈で我慢ならない男だという。翌日、白髪交じりの魅力的なオリヴァーが高級車に乗って颯爽と現れた。噂と違って親切な彼に、セリーンは思わず胸をときめかせるが…。
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ] [Neels,Betty]
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従事看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akiyuki_1717
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再読。お嬢様のヒロインが父の借金から自宅である屋敷を守ろうと空き部屋を改装してB&Bとして営業し始め、長年勤める家政婦の賃金も捻出しようと奮闘する。宿泊客のハンサムな息子と引かれ合ううち彼の父が倒れ、医師である彼の横柄な従兄弟が現れる。従兄弟は2人の仲を訝しがり険悪な雰囲気に。しかしそれには当然の理由があった。傷心の彼女の気持ちを紛らわすため、オランダの病院で働くことを提案される。ヒロインの気持ちがやたらと揺らぐのがイライラした。どう見ても誠実なのはどちらの男性か一目瞭然だし、純情ぶるのもうんざりした。2024/03/02