ハーパーコリンズ・ノンフィクション<br> カリスマCEOから落ち武者になった男―カルロス・ゴーン事件の真相

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ハーパーコリンズ・ノンフィクション
カリスマCEOから落ち武者になった男―カルロス・ゴーン事件の真相

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784596775061
  • NDC分類 936
  • Cコード C0030

内容説明

ゴーン事件とは一体なんだったのか。日産、ルノーの現・元幹部ら100名以上の関係者、逃亡後のカルロス・ゴーン本人への取材に加え、1000ページ超の未公開法律文書、監査報告書、取締役会議事録、メールや社内文書を徹底検証。ウォール・ストリート・ジャーナル東京/パリ支局の記者2人による、緊迫のノンフィクション!

目次

第1部(成り上がり;父親;パリのレバノン人;戦時の名将;アライアンス誕生;企業再建;2つのブリーフケース)
第2部(スワップ契約;過剰報酬;抜け道;ヴェルサイユ宮殿;資金ルート;2倍の議決権;変わりゆく潮流;グローバル・モーターズ)
第3部(終末速度;逮捕;塀の中で;焼け野原;保釈と再逮捕;作戦開始;逃亡;巻き添え)

著者等紹介

コストフ,ニック[コストフ,ニック] [Kostov,Nick]
2015年からウォール・ストリート・ジャーナル、パリ支局の記者としてビジネスや金融ニュースを担当。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン卒。2019年、コストフとマクレインが共同執筆したシリーズ記事“The Fall of Carlos Ghosn”は、その年の最優秀国際ビジネス報道に与えられる米国海外特派員記者クラブ(OPC)の賞のひとつ、マルコム・フォーブス・アワードを受賞した

マクレイン,ショーン[マクレイン,ショーン] [McLain,Sean]
ウォール・ストリート・ジャーナル、東京支局の記者としてトヨタ、ホンダ、日産など大手自動車会社を担当。セント・ジョンズ・カレッジ(メリーランド州アナポリス)卒。2019年、コストフとマクレインが共同執筆したシリーズ記事“The Fall of Carlos Ghosn”は、その年の最優秀国際ビジネス報道に与えられる米国海外特派員記者クラブ(OPC)の賞のひとつ、マルコム・フォーブス・アワードを受賞した

長尾莉紗[ナガオリサ]
英語翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒

黒河杏奈[クロカワアンナ]
テレビ局勤務、報道記者。慶應義塾大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

8
▼日産元社長カルロス・ゴーン氏の転落の物語。著者はウォール・ストリート・ジャーナルの記者2人。▼四代にわたる家族の歴史、ゴーン氏がエリート街道を突っ走ってきたこと、ミシュランへの就職、ルノーと日産の 2 社を同時に経営する世界初の CEOに…そして事件。著者はこれらの事を綿密に調査している。▼ゴーン氏の評伝としては、他の本とは内容の深さのレベルが違う。泉佐野のホテルで楽器用の箱に入り関西空港からトルコ、ベイルートに脱出した場面は、スリリングな小説のようだった。▼ゴーン事件の概要を知るには最適の一冊である。2024/06/26

takao

5
ふむ2024/06/04

TK39

4
WSJの記者によるカルロスゴーンの一代記。さすがWSJと言う感じです。 いつから彼の運命が変わっていったのか?ルノーのCEOになり、逆に追い込まれた感じでしょうか。ルノーが日産を支配していたわけでもなく、彼でもコントロールしきれなかった。 また、彼の報酬の大半は日産から。CEO、功労者への適正な報酬を算出するのは難しい課題です。周りが彼を日産に引き留めるために、彼の要望に応えた。 この事件が気になる人にはオススメです。 2023/06/25

Masayuki Shimura

2
【ゴーンの人生は、グローバル化とそこに眠るチャンス、そして行きすぎたグローバル化の結果をめぐる物語でもある】(文中より引用)・・・・・グローバルな視点から見たカルロス・ゴーンの評伝として間違いなく一級品。ファミリー・ヒストリーから解き明かしていくのですが、ブラジルのアマゾンで一旗上げたくだりの説明がとても興味深かったです。カルロス・ゴーンの生き様そのものにグローバル化の体現を読み取ったところがお見事。2023/07/03

nishi

1
外国人が好きな人はいないが、多様性をうまく利用できる者こそが今世紀の勝者になる2023/11/24

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