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内容説明
メラニーには消したくても消せない一夜の記憶がある。親友の結婚式の後、新婦の兄ジャックと甘美な時を分かち合った。暗闇の中で、メラニーは身も心も完全に彼に委ねてしまうが、翌朝、夜明けとともに照らし出された自らの過ちに愕然とする。“きっと帰ってくる”とだけ言い残し、彼は行き先も告げずに彼のもとを去っていった。ジャックは妹のリサから、女の子が生まれたという知らせを受ける。妊娠すら知らなかった彼にとって、姪の誕生は寝耳に水だった。妹の結婚式以来、十五カ月ぶりに帰郷した彼を、子供を産んで幸せいっぱいのはずのリサが怒り顔で出迎えた。おまけに赤ん坊の姿も見当たらない。困惑する彼に、リサは言った。「兄さんはきちんと責任を取るべきだわ」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
3
シークレットベビー物ですが、ちょっと変わった入り方でした。設定に若干無理を感じたけれど、すんなり読み終えて、読後感も良かったです。ヒーローはとてもいい人で文句のつけ用がないんだけど、ヒロインが固くなすぎて、堂々巡りが続くのには飽きが来た。子供が私生児と呼ばれて初めてシングルマザーの意味を理解したのにも、今更かい!?と驚いた。自分の苦い過去からヒーローを信じられないのは理解できたとしても、父親のいない子供が多少なりとも偏見の目で見られる可能性があると、梅雨とも思わずにプロポーズを足蹴にしてたのが情けなかった2016/09/15