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内容説明
『愛は故郷の町に』―母の死をきっかけに、ゼルダは十年ぶりに故郷に帰ることになった。その町で過ごした少女時代は、けっして幸せなものではない。父は若くして死に、母はいつも昼間から酒を飲んでいた。人々は母を変人扱いし、ゼルダにも好奇の目を向けた。ただひとり愛を交わした男性は、ゼルダを捨てた。『囚われの妻』―鋭い光を目に当てられて、彼女はまぶたを開いた。そこは病室だった。なぜベッドに横たわっているのだろう?何ひとつ思い出せなかった。自分の名前さえも。医師の質問に困惑していると、その背後からずば抜けた長身の男が現れた。「きみの名前はアナベル。ぼくの妻だ」。