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出版社内容情報
薔薇の棘のような彼の心に触れ、
わたしの指に血がにじむ……。
父が急逝し、ルーシーは長年住み慣れた領主館を離れようとしていた。
館を維持する財力はなく、継母と弟妹の面倒も見なければならない。
領主館は、アメリカ人のいとこ、ソールが相続することになっている。
じつはルーシーは12年前に彼に会ったことがあったが、当時、
子供ゆえの幼さで意地悪をしてしまい、それをずっと後悔してきた。
再会したソールは今や、いくつもの企業を切り回す大富豪となっていた。
ルーシーは美しい黒髪の彼に魅了され、大いに心を揺さぶられた。
しかし、二人のあいだのしこりは消えてはいなかった――
ソールは彼女に領主館から一秒も早く出ていけと言わんばかりに、
軽蔑のまなざしと辛辣な言葉以外、微笑み一つ向けてはくれなくて……。
イギリスを代表するロマンスの巨匠ペニー・ジョーダンが描くのは、素直になれず冷たい仮面をかぶりながら、その下では熱いハートを燃やす男女の物語。本作でも、過去のわだかまりを抱えた主人公たちの、はらはらするようなロマンスが繰り広げられます!
内容説明
父が急逝し、ルーシーは長年住み慣れた領主館を離れようとしていた。館を維持する財力はなく、継母と弟妹の面倒も見なければならない。領主館は、アメリカ人のいとこ、ソールが相続することになっている。じつはルーシーは12年前に彼に会ったことがあったが、当時、子供ゆえの幼さで意地悪をしてしまい、それをずっと後悔してきた。再会したソールは今や、いくつもの企業を切り回す大富豪となっていた。ルーシーは美しい黒髪の彼に魅了され、大いに心を揺さぶられた。しかし、二人のあいだのしこりは消えてはいなかった―ソールは彼女に領主館から一秒も早く出ていけと言わんばかりに、軽蔑のまなざしと辛辣な言葉以外、微笑み一つ向けてはくれなくて…。
著者等紹介
ジョーダン,ペニー[ジョーダン,ペニー] [Jordan,Penny]
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。