出版社内容情報
北山すずな[キタヤマスズナ]
坂本あきら[サカモトアキラ]
内容説明
公女ヘレナは乱心した国王に、長い間城内で幽閉されていた。美しく成長した彼女は王の妃になることを拒み、王の代わりにある寵臣と初夜を迎えることに。その相手とは、ヘレナの信頼を裏切り、弟を手にかけた憎むべき男ユーリだった―。「貴女に選択肢はない」彼に組み伏せられ、暴かれていく身体。冷たい言葉とは裏腹にその手つきは優しくて、ヘレナは戸惑いながらも反応してしまい…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koto
9
TL2023/02/07
sweet""
3
囚われの公女と、公女にとっては2重の意味で敵であるヒーローとの愛憎もの。この手の本なので結末は想像できるものの、内容はしっかりしていたし、読み応えがあった。ただそういう話と思ってればすんなり入るが、レーベル的にこんなキビシイ展開はちょっと・・・という人もいるかな。初夜とか気の毒だし、どちらも中盤くらいまではキリキリしてて、互いに滲み出てはいるものの、甘さが少ない。ただ、自分的にはお花畑的な作品が多い中にこういうピリッとしたものもあっていいかな、という感想。結構面白かった。2017/02/01
マチ
1
kindle版。頑張って守り続けてくれてたヒーローは良いんだけど、まだ時期尚早だったからしょうがないとはいえ王様の目の前でヒロインの初めてを奪うのはイヤだったなあ。弟が生きてて良かったね。2017/01/08