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内容説明
「僕のものになってくれ。君が欲しい」一時的に視力を失った公爵、ギルバートの読書係を務めることになったフィアナ。毅然としていながら優しい彼に惹かれていく彼女だが、彼の伯父に母親の命を盾にある指輪を探せと脅され思い悩む。ある夜、薬で意識の混濁したギルバートに求められ、抱かれてしまうが翌日、彼はそのことを覚えておらず…！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
22
けがをして目が見えない公爵様と、読書係に採用されたヒロイン。設定が生きるお話でよかったです。本当に覚えてないのにはびっくりしましたが。ヒロインが公爵様を思いやりすぎな感じが良かったです。2015/09/19
さや
15
★★★☆☆弱音を言わず、ただひたすら前を見るヒロインに好感が持てる。公爵様が気になり出して、好きだと気付き、結ばれることは叶わないから…体の繋がりを断ち切れない。そういった心情の移り変わりもとても丁寧で感情移入しやすかった。肌色シーンも「どうして急にそうなった！？」ということもなく、自然な流れで読んでて嫌悪感ゼロ。ただ…目が見えない公爵様なのに、何もかもがスムーズだなぁと。行為がスムーズなのはまだいい。その後の脱いだ服を着る辺りが「服のある場所を覚えてる」にしては凄い。裏返しだったりしないんだろうか…。2016/06/16
幸音
15
表紙買い。没落寸前の伯爵令嬢フィアナと、彼女の雇い主で事故により目を怪我した公爵ギルバート。基本的に少女小説寄りな雰囲気のTL小説だったので好み。フィアナが生まれながらのお嬢様なのに慣れない仕事に一生懸命で、周りの人に対して思いやりがあって好感が持てるヒロイン。あまり天然じゃないところも良い。ギルバートも紳士な性格で素敵。途中で事件が起こるけど最後まで安心して読めた。ハッピーエンドの続きでの記念日のエピソードも良いな。マーティンのキャラクターも好き。2014/03/13
加那
12
王道なお話ですね。でも、好感のもてる二人で面白かったです。執事にはへぇ…(~_~;)と思いましたが。後書きにもありますが、細かい事件全貌は放置気味で、あえて二人の気持ちにだけ焦点を当てているので、ドラマティックな物語性は薄いですが、そう言うにがいい人にはツボなお話かと思います。2014/04/29
さつき
12
設定がよく、一気に物語に引き込まれました。エロシーンもとってつけたようなものではなく、ちゃんとお話の流れに沿っているように感じました。ロマンチックで素敵だったと思います。ハラハラ具合がちょうど私のツボで、終始、お話を楽しむことができました。よく練られているストーリーで、また再読したいと思います。王様のスピンオフも読みたいです。2014/04/11
