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内容説明
ディーリアはキャリアを邁進する化粧品会社の重役補佐。会社の帰り、彼女は夜道に車を走らせながら、人々が賞賛する自分の容姿について考えていた。これまで、人より多くのチャンスをものにしてきた。でも、決して美貌を武器にしたのではない。実力で勝ち取ったのだ。そのとき、車がカーブを曲がりきれず、歩道に突っこんでしまった。何かがぶつかる衝撃に慌てて降りると、歩道には男性がひざまずき、傍らに盲導犬が倒れていた。大変、なんてことを!ディーリアは犬を車に乗せ、男性と獣医のもとへ急いだ。病院の待合室で、彼は見えない漆黒の瞳を彼女に向けた。「きみはいつもその美貌を武器に、窮地を乗り切ってきたんだろうな」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
5
失明して妻とも別れ傷ついているヒーローと、自分が美しいことにコンプレックスを抱いているヒロイン。ヒロインがヒーローの盲導犬を車で轢いてしまうことがきっかけで出会うため、出会いは最悪。付き合っているうちにだんだんと当初の誤解が解けていくものの、二人の抱えているコンプレックスのせいで恋愛が遅々として進まないのでやきもきした。2016/01/22
きき
3
心の目でヒロインを見つめるヒーローの優しさが素敵でアッタカイ。大好きなお話です。触れて囁いて想いを伝えようと必死になるヒロインも健気で大好き。2016/01/22
月
1
★★★☆☆ゴードン著書で強い女が強い男をやり込めるパターンが多かったけれど、これは逆。最後ああいう形のハッピーエンドにしなくても良かったのではないかと思う。そうしなくても十分良い話だったし、希望が持てる話だったと思う。2013/06/10
みみぽん
0
何て崇高で思いやりに満ちた愛。日々、面白い本や心震わせる本に出会いたいと思っている自分。そんな自分の心をキューンと暖かさで満たしてくれました。誰からも賛美される美女がある日盲目の男性と出会い、真実の愛を見つける物語。読んでるうちに何度もぐっときて涙が溢れそうに・・。盲導犬のジェニー、男性の一人娘のおしゃまなアリソンもキュート。相手を思いやるあまりに身をひこうとする二人の言葉の数々が胸をうつ。感動的でハッピーな物語を待ってる人には心からお奨めしちゃいます!2013/05/29