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内容説明
不幸が重なり、ロバータはとにかくイギリスから離れたかった。やっと見つけたのは十四歳の超わがまま娘の面倒を見る仕事。覚悟はしていたけれど、エミリーは口のきき方さえなっていなかった。が、やめたくても、トロントまで来てしまった。おいそれとは帰れない。おまけに父親のミスター・アダムズはロバータを見るなり声を荒らげた。「きみは何者だ?これは悪い冗談なのか?」彼はロバータを引きずるようにして書斎へ連れていった。明かりがつくと壁に大きな肖像画…ロバータそっくりの女性だ。ミスター・アダムズの怒りの原因は、亡き妻に似ていることを利用して自分の気を引くつもりで現れたのかという疑念だった。ハンサムな男性が危険なことくらい、わたしにだってわかっているわ。
著者等紹介
ウィリアムズ,キャシー[ウィリアムズ,キャシー][Williams,Cathy]
トリニダード・トバゴの出身で、トリニダード島とトバゴ島、二つの島で育つ。奨学金を得てイギリスに渡り、1975年エクスター大学に入学して語学と文学を学んだ。大学で夫のリチャードと出会い、結婚後はイングランドに暮らす。テムズ・バレーに住んでいたが、現在は中部地方在住。夫との間に三人の娘がいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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