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内容説明
“財産だけが目当てで結婚した女が離婚したらしい”。サロメの離婚に対する世間の見方は痛烈だった。だが本当は、彼女のほうが夫に突然離婚を申し渡されたのだ。慰謝料とともに譲られたペントハウスをサロメが訪れると、偶然にも隣人は、夫とよく行ったレストランの経営者、マイケルだった。彼は世間同様、私を悪い女だと思っているのだろう。でもひょっとしたら、夫が離婚を決意した理由を知っているのでは?すると、マイケルは彼女をディナーに誘った。サロメは呆然とした。どういうこと?夫と別れたばかりの評判の悪い女を誘うなんて。プレイボーイの名誉にかけて悪女を落としてみせるつもりなの。
著者等紹介
リー,ミランダ[リー,ミランダ][Lee,Miranda]
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出てクラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして三人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
23
マンガが面白かったので原作を取り寄せてみました。自分大好き、自己中な前夫と女子の間には、奇妙だけれどきちんと愛情は存在していた…という部分が原作の方が説得力があったかな。図体は大きいけれど子犬のような彼女に最初から夢中な男子は、マンガでも原作でも本当にかわいかった。2019/01/08
糸車
2
ヒロイン可哀想。元夫と愛し愛されていたと思っていたのに、秘書の告白は彼女を打ちのめす。でも秘書もつらい思いをしたし、ヒロインもそれを踏まえて、元夫に抱いていた幻想を振り切ることが出来たのだと思う。ヒーローもヒロインの人となりを知り、触れ合う度あれもこれも誤解だったと少しずつ理解していく。悪女と思い込んでいたときからヒロインに惹かれていたのだから、思っていたような悪女ではなく、とても善良な女性だと知ればメロメロになるのは当たり前ですね!ヒロインの母もどこか憎めなかったし、継父は地に足がついた人でよかった。2013/05/16
月
2
★★★★★世間に誤解されながらも強い信念を持って生きるヒロインと、その誤解を真に受けて苦々しく思いながらもヒロインに魅了され、結局振り回されてしまうヒーロー。始終緊張感ある関係が最後の最後で誤解が解けてとても甘く終わるのがいい。2012/02/25




