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内容説明
新進画家のシェリーは十六年前に別れた父からの手紙をきっかけに父マークが暮らすオーストラリアの古い農園を訪ねた。家族を捨てて家を出た父、それをずっと恨んで生きてきた母。けれどシェリーが父親に抱いていた愛情は消えてはいない。父は留守だったが、よろい戸をこじ開けて入った家の中でシェリーはマークの署名入りのすばらしい絵を見つけた。彼女の画才は父から受け継いだものだったのだ。その夜、父の若い友人で事業のパートナーでもあるというラフ・コンウェイが現れ、不信をあらわにシェリーを非難した。マークは何度も手紙を書いたのに一度も返事はなかった、と。だがシェリーが受け取ったのはたった一通の手紙だけ…。