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内容説明
新進画家のシェリーは十六年前に別れた父からの手紙をきっかけに父マークが暮らすオーストラリアの古い農園を訪ねた。家族を捨てて家を出た父、それをずっと恨んで生きてきた母。けれどシェリーが父親に抱いていた愛情は消えてはいない。父は留守だったが、よろい戸をこじ開けて入った家の中でシェリーはマークの署名入りのすばらしい絵を見つけた。彼女の画才は父から受け継いだものだったのだ。その夜、父の若い友人で事業のパートナーでもあるというラフ・コンウェイが現れ、不信をあらわにシェリーを非難した。マークは何度も手紙を書いたのに一度も返事はなかった、と。だがシェリーが受け取ったのはたった一通の手紙だけ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
9
幼い頃別れたきりだった父に会いに行ったヒロインを薄情で打算的な女性と決めつけ軽蔑するヒーロー。まあよくある誤解なんですが、父からの様々な贈り物や手紙を握りつぶした母を悪者にしたくないヒロインは口を閉ざしてしまう。ヒーローを手に入れようと画策するいとこの存在が中途半端だし、別のいとこの婚約破棄騒ぎ、島にはいないはずの蝶(意図的に持ち込まれた)の騒動とネタは多いのにイマイチ盛り上がりに欠ける気が。ヒロインが蜘蛛に噛まれたくだりで本文に名前は出てこなくてもあっ、これセアカゴケグモだ!と思った人は多いはず。2015/01/10
ひまわり
1
ヒロインを刺した毒蜘蛛レッドバックって「セアカゴケ蜘蛛」ですね!2012/09/09