- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
ファーストクラス?エコノミーで予約したはずなのに。カウンターで搭乗券を受け取ったイーデンは眉をひそめた。何度も確認したが、係員は間違いないと言う。いぶかりながら踵を返したとたん、がっしりした胸にぶつかり、はっとした。スレイド・ベネディクト!なぜ社長が空港に?この間の喧嘩の腹いせに、私の休暇を取り消すつもり?話を聞くと、どうも彼が勝手に予約を変更したらしい。傲慢で、陰険で―そしてプレイボーイの社長が親切心でこんなことをしてくれるわけがない。何か見返りを要求するつもりだろうと詰問するイーデンに、スレイドはあっさり言った。「そのとおり。僕の妻になってほしい」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
5
母親に手厚い看護を受けさせたいと懸命に働くヒロイン。ヒーローは社長。冷淡な人と形容されるヒーローですが、実際の行動を取り上げてみたら地域医療に打ち込む友人に多額のお金を贈るために結婚したと思わせたり、妹の遺児を引き取り出来るだけのことをしたいと心をくだいたりととても温かい人。一番感動したのはヒロインのために”愛ある結婚と子供を持てる未来”を差し出したこと。ヒロインにメロメロなのにその相手は自分じゃなくてもいいと決心する心の広さが素晴らしい。言葉が足りないので冷たい人に見られてしまうヒーローが愛おしい。2014/04/05
akiyuki_1717
0
やり手の社長が秘書に仕事で契約を取る為に偽りの結婚を持ちかけるため、長期休暇を取らせるフリをして、旅券の変更をするヒーロー。良くあるパターンだけれど、既婚者じゃないと相手にしないっていう大会社の社長があちらには沢山いらっしゃるのでしょうか?目新しくもないし、惰性で読んだ。結局はヒロインもプレイボーイと文句を言いつつヒーローが好きなんだしさ。2023/01/17