内容説明
十三世紀半ばのフランス、ランドック地方。この地方でもっとも力のあるペレイユ家の当主の結婚が決まった。花嫁は、貧しい騎士の養女として育てられたアリノール。不つり合いな縁組に疑問をいだくものが多く、花家も不安を感じていた。知る人もいない、いかめしく不気味な要塞のような城で、まだ会ったこともない夫と暮らしていけるのだろうか。アリノールの不安は、結婚式の祭壇の前で頂点に達した。現れたのは、山羊飼いに伴われた一本角の山羊。まさか…この山羊が夫だというのではないでしょうね。
著者等紹介
デラクロワ,クレア[デラクロワ,クレア][Delacroix,Claire]
1993年『汚れなき薔薇』でデビュー。間もなくヒストリカル分野のトップ作家となる。ヨーロッパの広範囲を舞台にしたファンタジックな作風が特徴。カナダのトロント在住
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感想・レビュー
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リディア
7
幸せな場面がほとんどなかった。かといって辛い場面が多かった訳ではないけど、ヒロインにとって?ばかりで落ち着ける間がなくて可哀想。何故ユニコーンなのかよくわからなかった。2020/02/27
早川珠生
0
多分はこの作品は三部作を一気に読んで初めて成立するような気がする ロマンス自体はヒロインの広い心意気は感心の域に入った ユニコーンでも山羊でも夫だと慈しむ素直さがヒーローには可愛くて仕方なかったんじゃないかな〜2013/01/04
くろうさぎ
0
ちょっとびっくりでした。もしかして馬鹿にしてるの??と思いつつ読みました。2008/09/05