内容説明
タニア・マイルズ。二十四歳。現在失業中のナニー。家賃は三カ月も滞り、このままでは住まいも失いかねない。不運は重なるもので、面接を受けて不採用になった日、暴走族の車にあやうく轢かれそうになった。そのとき助けてくれたのは、赤いフェラーリに乗った、見るからに富を感じさせるハンサムな男。だが彼はタニアを家に送ってから、無礼にも唇を奪い、翌日高価な赤いばらを何百本も贈ってよこした。“一夜を楽しませてくれたお礼に”という失敬な手紙とともに…憤慨さめやらぬまま、タニアが次の面接を受けに行くと、何と面接の相手は、例の赤いフェラーリのいやみな男だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろうさぎ
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ヒーロー激しいなぁ・・・。ヒロインはホント振り回されて可哀想かも・・・・。最後はぼろぼろになってやってくるところがいいわ・・・!2013/03/26
りりか
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ヒーローの気持ちは見え見えなだけに、素直になれずにヒロインに近づいては突き放す態度にやきもきしてしまいました。でも、後味は良かった。ヒロインが賢く、プライドをもっていたせいかな?2012/03/04
こえん
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年間3~4カ月経営化する会社の取引のためイギリスに滞在するイタリア人ヒーローと、ヒーローが募集した秘書兼ナニー補助職に応募したイギリス人ヒロイン。ヒーローの言動が血迷っててナンだったけど、自分の気持ちを正直に認められずにいるからだと思えば、まぁ何とかOKかな。あんなに懸命に追いかけてくるくらいなら、さっさと正直になればよかったのに。翻弄されるヒロインがちょっと可哀想だったかも…。2010/07/11