内容説明
クレメント・コーネリアス・バルトは三十二歳。天才的な頭脳を持つ化学者で人もうらやむような地位にあるが、彼にも唯一弱点があった―女性恐怖症なのだ!大おばのハティー以外、女性とはろくに口をきくこともできない。しかし、その大おばの山荘にマーサ・エバーリーが現れたときから、すべては変わってしまった。彼は“愛”という一大発見をすることになったのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっつん
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今まで読んだ事のない設定(ヒーローがイタヅラされて、それっぽい描写はあるが、ちゃんとした女性経験無し)いつも、モテモテ傲慢ヒーローを読み慣れてるせいか、とても可愛いヒーローでした。頭が良すぎて、なんでも理屈からはいり、ヒロインとの会話もどうすればいいか、わからず。ヒーローに主眼を置いているので、ヒロインの魅力がイマイチわからない。最後、一旦離れたヒロインの元に駆けつけるヒーローは良かったが、そこはもう一波乱あっても…と思う。あっさりのエンディングでした。でも、新鮮な設定で面白かった。2016/06/19
ぽしょ
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叔母の山小屋で留守番している天才科学者ヒーローと、そこへ訪ねてきた叔母の昔の教え子ヒロイン。ヒーローは天才の例にもれず、コミュニケーション能力に難があり、そこに深いコンプレックスがあるのでよけいにまともな会話ができず…。前半は痛々しくてはらはらですが、理解し合うようになっていく経過に心温まりました。普通のロマンスとはかなーり趣が違ったけど、面白かった。2012/02/20
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