出版社内容情報
イノベーションに天才はいらない。
必要なのは、ビジネスの常識、固定観念、前例にとらわれた
「直感」を研ぎ澄まし、アップデートすることである――。
アイデアを自由に募る → ×
早めに権限委譲する → ×
競合の多い市場は避ける → ×
スタートアップや大企業の新規事業においてイノベーションを成功させるプロセスには、
数々の落とし穴がある。
「リサーチしたら他社で類似アイデアが見つかったので、この案は不採用」「プロトタイプの精度は重要だから何度でも調整しよう」「マイクロマネジメントは現場の士気を下げるから早めに権限移譲を」――これらは一見、正しいように見えて実は新規事業開発にブレーキをかけることにつながる行動だ。とりわけ、重要な意思決定とは思わずに無意識で行ったことが、罠への誘導であることも少なくない。
無意識の意思決定とは直感(習慣や経験による行動)と言い換えることもできる。
本書では、アイデアからPSF、ビジネスモデル開発、PMF、出口戦略、サポート部隊まで、
実際のスタートアップ・プロセスに沿って「直感の罠」を徹底解剖、イノベーションという、
超難問への実践的な取り組み方を紹介する。
クレイトン・クリステンセンのInnosight社パートナーが放つ
スタートアップ/新規事業開発の超実践的解説書。
内容説明
スタートアップや大企業の新規事業においてイノベーションを成功させるプロセスには、数々の落とし穴がある。とりわけ、重要な意思決定とは思わずに無意識で行ったことが、罠への誘導であることも少なくない。無意識の意思決定とは直感(習慣や経験による行動)と言い換えることもできる。本書では、アイデアからPSF、ビジネスモデル開発、PMF、出口戦略、サポート部隊まで、実際のスタートアップ・プロセスに沿って「直感の罠」を徹底解剖、イノベーションという、超難問への実践的な取り組み方を紹介する。
目次
第1章 出発点―成功者と失敗者の根本的な違い
第2章 アイデア―アイデアは「自分の中」と「会議室の外」にある
第3章 PSF(プロブレム・ソリューション・フィット)―顧客は「やりたい事、やらなければならない事」にしかお金を払わない
第4章 ビジネスモデル開発―勝ちパターンと価値パターンを描く
第5章 PMF(プロダクト・マーケット・フィット)―顧客がお金を払い続ける理由をつかむ
第6章 出口戦略―市場と組織をハックする
第7章 支援部隊―新規事業の毒にも薬にもなり得る役割
第8章 直感を超える―起業家マインドをつくる小さな積み重ね
著者等紹介
津田真吾[ツダシンゴ]
INDEE Japan代表取締役テクニカルディレクター。早稲田大学理工学部卒。日本IBMでハードディスクの研究開発に携わり、パソコン黎明期をエンジニアとして過ごす。コンサルティング会社の幹部を務めた後、2011年にINDEE Japanを共同創業。ハーバード・ビジネス・スクール教授のクレイトン・クリステンセンが営むイノサイト社と提携し、事業会社向けのイノベーションコンサルティングの他に、スタートアップへの投資・支援を行う
津嶋辰郎[ツシマタツロウ]
INDEE Japan代表取締役マネージングディレクター。大阪府立大学航空宇宙工学専攻修士。大学時には人力飛行機チームを創設し、鳥人間コンテストでは2度の優勝と日本記録樹立を果たす。その後、レーシングカーコンストラクターである童夢に参画し、空力デザイナーとしてシリーズチャンピオンを獲得。半導体製造装置ベンチャーのスタートアップメンバーとして事業立ち上げを先導の後、iTiDコンサルティングに入社。2011年にINDEE Japanを共同創業する。国内大手企業における新事業の立ち上げ支援、およびシードアクセラレーターとしてディープテックスタートアップへの投資および投資先の取締役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。