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内容説明
ウエイトレスとして働くブルックはある雪の夜、店の外に突然現れた黒ずくめの男性にどきりとした。もう閉店間際で店には誰もいない。不安を感じたブルックはドアの鍵をかけようとしたが、ガラス越しに男性と目が合って手をとめた。孤独に満ちた眼差し。まるで置き去りにされた子供のようだわ。彼は唇についた粉雪を、確かめるように舌で味わっていた。大人の男性が雪をなめたりするかしら?この人は何者なの?彼を店に招き入れた瞬間、ブルックは後悔した。麝香の香りをまとった“海賊”が静かに彼女を見下ろしていた。
著者等紹介
ウィーヴァー,イングリット[ウィーヴァー,イングリット][Weaver,Ingrid]
ロマンティック・サスペンスの部門で、ロマンス小説界の最高峰RITA賞を受賞した実力派(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
5
ヒロインはウエイトレス。ヒーローは大事件の首謀者とされている天才兄弟。弾丸摘出手術の後、20年以上隔離施設で人との接触を断たれ、嘘と薬物入りの食事を与えられてきたヒーローの身の上が辛い。ヒロインも暗い過去を持っているけれど重くなり過ぎず、純粋な二人のロマンスを楽しめてよかった。ラストの展開が微妙だったことを除けば結構好き。9作目と思い込んでいたけれど、読み終わって11作目だったと気付く…。2019/03/04
mum0031
2
ウエートレスのブルックと、ギデオン(アキレス)。 欺かれ、人との接触や食物制限が あり、隔離施設で20年。 その間、犯罪に加担させられ続けて来たギデオン。確かに、選択の余地はなかった。2017/09/24