シルエット・ラブストリーム 聖女と堕天使―狼たちの休息〈６〉

バートン，ビバリー【作】〈Ｂａｒｔｏｎ，Ｂｅｖｅｒｌｙ〉/竹内 栞【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2005/01発売）

• サイズ 新書判／ページ数 220p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596632241
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

内戦が続く島に残された幼い甥の救出に同行してほしい。警備会社ダンディー・エージェンシーに依頼したローリーは派遣されてきたボディガード、ホークの容姿に目をみはった。なめらかな肌に鋭い瞳。漆黒の髪にたくましい肉体。気品と官能を漂わせる風貌はさながら森の王者ジャガーのようだ。だが男性になじみのないローリーのとまどいを知ってか知らずか、ホークは強硬に言いつのった。若い女性を危険な戦地に連れていく気はないこと。それでも同行するなら、彼の望むものはすべて与えること。彼の望むもの…まさか！なんて失礼な人なの！気がつくと、ローリーは彼に平手打ちを浴びせていた。

著者等紹介

バートン，ビバリー［バートン，ビバリー］［Ｂａｒｔｏｎ，Ｂｅｖｅｒｌｙ］
九歳のときに初めて物語を書いた。それ以後、小説、詩、脚本と、学生時代を通じて創作活動に親しむ。結婚し、二人の子供を産んでから専業主婦となっていたが、執筆活動に復帰してからはアメリカロマンス作家協会に加入し、大いなる貢献をする。’９０年にデビューして以来、マギー賞や全米読者選賞を受賞。ロマンス小説界の最高峰ＲＩＴＡ賞の最終選考にも残ったことがある。とりわけ、百戦錬磨のボディガードを主人公にした出世作『狼たちの休息』シリーズは新作が出るたびに各メディアから賛辞を受ける
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感想・レビュー

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[糸車]

兄夫婦から託された甥っ子(母は王女様なので彼は王子様)を政情不安の国から取り戻す決意が固い割りに、ぽっちゃり体型のヒロインに疑問符。三年も時間があればもうちょっとなんとかならなかったのかと。ヒーローも訓練から脱落させてヒロインを置いて行くつもりと言いながら扱いが甘過ぎるし。ヒロインに好感が持てない上に全体に緊迫感が不足しているのでがっかり。このシリーズで一番つまらなかった。

2017/10/11