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内容説明
尾行されている。なんて不注意だったのかしら。ローラは自らを呪った。やっとの思いでこの二年逃げのびてきたのに。つかまれば、かならず殺される。まだ幼い息子のことを思うと、心臓が引き絞られ、涙があふれた。生きて戻りたい。息子の笑顔をもう一度見たい。だめよ、闘う前からあきらめては。そのとき、庁舎の東入口に群がる人々がローラの目を引いた。今日は投票日だ。助かったわ。彼女は雑踏に紛れて庁舎に入り、地下の化粧室に飛びこんだ。数分後、聞き覚えのある刺客の怒声が響きわたった。「動くな」。
著者等紹介
ウェッブ,デブラ[ウェッブ,デブラ][Webb,Debra]
アラバマ州スコッツボロ生まれ。両親に、なにごとも心から望めば実現すると教えられ、九歳から物語を書きはじめた。現在はテネシー州の小さな町に移り住み、夫と美しい娘ふたりに支えられ、ミステリー小説や映画にヒントを得て執筆を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
過去からの話だとは分かってたけど、二年前のヒーローとヒロインの関係があやふやで、すっきりしないまま読み進めなければいけなくて、時間がかかった。二年前に自分を守って撃たれたヒーローが死んだと思い込み、逃走を続けながら出産したヒロイン。ヒーローは何とか生還し、ヒロインを探し続けるも、当時ヒロインが命を狙われていると訴え、ベッドも共にしたのに、全く話を信じておらず、自分を見捨てたと恨んでいるぐらいの勢いで、読んでて辛かった。犯人もすぐ解かったし、実行するのに二年待つ必要が無いから、無理にミステリーにした感が強い2018/01/05