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内容説明
ブリーは病気の母と幼い娘を抱え、食堂で働いていた。今朝はひどく混んでいる。まるで町中の人がやってきたようだ。理由はひとつ。みんな昨日射撃場で起きた殺人事件を噂したいのだ。「ドゥルー・ピアスは捕まるかな?」客の話す声が耳に飛び込んできて、ブリーは凍りついた。まさか、あの品行方正なドゥルーが犯人であるはずがない。振り向きざま別の客にぶつかったが、目を上げて言葉を失った。そこにはドゥルー本人が、けげんな顔で彼女を見つめて立っていた。弁護士を目指していたはずの私が場末のダイナーにいるんだもの、不思議に思うわよね。でも、その理由は決して明かさない。こみ上げるせつなさをこらえつつ、ブリーは再度胸に誓った。
著者等紹介
シンクレア,ダニ[シンクレア,ダニ][Sinclair,Dani]
1996年にハーレクインに作品を発表してからは精力的に創作を続けている。1998年には三作目にしてロマンス小説界のアカデミー賞と言われるRITA賞の最終選考に残った実力派。ワシントン郊外在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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