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内容説明
感情的で口うるさい女だと、ジャックは娘のキティの教師、アビーを敬遠していたが、問題を抱える娘を心配してくれる様子を見て惹かれはじめた。アビーは好みのタイプではないが十分魅力的だし、なにより、娘には新しい母親が必要だ。彼女と結婚できたら―ジャックは誘惑に乗りだした。ハンサムだけど傲慢で石頭―アビーはジャックのことをそう思っていたが、誤解だったようだ。彼は知的なうえに情熱的で、おまけに愛らしい子供がいる。そう、ずっと欲しかったものが今、目の前にあるのだ。だが決して手を伸ばしてはいけないことはわかっていた。わたしの秘密を知ったら、きっと彼にも捨てられるから。
著者等紹介
テンティ,マーナ[テンティ,マーナ][Temte,Myrna]
大学時代に知り合った夫と結婚後、六つの州に移り住んだ。引っ越しの多い生活は大変だけれど、作家としては刺激が多くて最高だった、と彼女は言う。最初の子供が生まれて家にいるとき、きりのない家事と育児のストレスから逃れたくてロマンス小説を読み始め、たちまち夢中になって、作家になることを決意した
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
鬱状態の受け持ちの女生徒を心配して何度も父親を呼び出してカウンセリングを進めるヒロインに、敵対意識を燃やすヒーロー。ヒロインは妊娠能力が無くなったせいで離婚しており、男性と深い関係を避けてきた。ヒーローは娘の鬱状態を指摘されても認めようとしなかったが、妻が生きていた時のホームビデオを見て愕然としたシーンに胸が苦しくなった。ヒーロー自身も妻を亡くしたことで仕事に逃げており、カウンセリングが必要だったように思えた。ヒロインの生い立ちから及び腰になるのも理解できた。重いシーンも多いけれど、同じ位心も温まった。2017/03/11