内容説明
父の墓前で急に王子・アストルフに求婚されたミリアム。アストルフはミリアムに絶えず愛を囁き、隙を見てはミリアムを連れ去って激しく抱いてしまう。過剰な愛情表現に葛藤しながらも、アストルフから与えられる快感と愉悦に体は馴染んでいく。「ただの男として俺を見ろ」アストルフがミリアムとの結婚を絶対に諦めないのには理由があって―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デイジー
8
★★★☆☆作家さん買い。たまに、斉河さんらしい趣きのある文章が入るが、全体としては、糖度高めの王道的宮廷TL。ヒロインが、だんだんしゃんとしていくのは良い。ヒーローは、いろいろと計略を巡らすが、それってどうよ、というレベル。サブキャラは、まあこんなもんか。う~ん、斉河さんって、和ものの方が得意なのだろうか?サクッと読める作品。
ぽんぽこ
2
ヒロインが好みだったのでジャケ買い。ミリアムがすごく柔らかくて美味しそう。なにがとは言いませんが。そんなミリアムは心配になるくらい優柔不断なので、なんだかむしろアストルフさんがかわいそう笑。アストルフも王子様としての義務や責任があるので、彼なりの葛藤もあってもどかしいですね。それはそれとして、セシルとジョエルの恋の行方も気になります。2023/01/15