出版社内容情報
過去をなくした美貌の貴公子を巡る、
煌びやかなダイナミック・リージェンシー!
アマンダは見慣れない部屋のベッドで目を覚ました。
隣には緑色の瞳をした長身の見知らぬ男性が横たわっている。
うっとりするほどハンサムなその男性は笑みを浮かべ、
こちらに身を乗りだしてきた――。いったい、何が起こったの?
アマンダはびっくりしてベッドから落ちた瞬間、すべてを悟った。
この美しい男性と乗り合わせた馬車が横倒しになって
地面に激突したとき、彼はわたしを抱き締めてくれていた……。
大変! そのまま気絶したわたしたちは、夫婦と勘違いされたのだわ。
評判に傷がつくことを恐れ、アマンダは男性の妻を装い、
宿を出ようとした。ところが――彼は記憶喪失に陥っていたのだ!
Jと刻まれた金の指輪をはめた、優美な物腰の男性をジェイと名づけ、仕事を見つけてあげたヒロイン。ある日ジェイは、彼女に劣情を抱く男が襲いかかり間一髪のところを助けようとして頭を殴られた拍子に記憶を取り戻しますが――その正体は驚くべきものでした!
【目次】