ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル<br> プリンスに見初められたメイド

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プリンスに見初められたメイド

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  • サイズ B40/新書判
  • 商品コード 9784596570376
  • Cコード C0297

出版社内容情報

名門の夫を望めない孤児の私が、
王子様に恋してしまうなんて――。

亡き母の出自を知るために、三つ子姉妹はロンドンへ向かっていた。
道中、宿で次女イゾベルが中庭を散歩していると、金髪の男性が現れた。
「おお、黄金のアフロディーテよ!」芝居がかったしぐさで一礼する。
酔っているらしい。イゾベルは唇を引き結んだ。「通してください」
「キスと引きかえでどうだ? ぼくはプリンスだ」質素な服のせいで、
メイドだと思われたのだ。「プリンスはキスを迫ったりしませんわ」
イゾベルは慌てて逃げだした。不躾な人! でもとてもハンサムだった。
数日後、彼女はあろうことか、ロンドンの王妃の謁見の間で彼と再会する。
彼――クラウディオ王子は三つ子姉妹の顔を見比べ、イゾベルに言った。
「はじめまして」と、意味ありげな表情で。
ああ、私ったら、本物のプリンスになんてことをしてしまったの!

RITA賞受賞作家キャサリン・ティンリーの『子爵と出自を知らぬ花嫁』に続く出自不明の三つ子姉妹“ベルたち”を描く3部作の第2話です。爵位のある夫との結婚など夢のまた夢だったのに、正真正銘の王子様が、次女イゾベルを見初めて――!?

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