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内容説明
「プルルル…」は「大好き」のサイン!?音声学者がついに紐解いた、猫のことば解体新書。実は猫たち、こんなこと話してました。
目次
わたしが初めて飼った猫
初心者のための猫語
ミャオ―いちばんよく聞く猫語
プルルル 会えてうれしい!―挨拶、触れあい、ちょっとおしゃべり
ウゥー、シャー あっちいけ!―敵意、拒絶、威嚇
ミャーーーーオ! あなたがほしい!―歌うような鳴き声、求愛、誘惑
ゴロゴロゴロ きみといるときがいちばんしあわせ―幸福と満足
メッメッメッ 今すぐ食べてやる!―獲物となる小動物に投げかける音や声
あなたの猫をよく知る方法
人と猫―コミュニケーション成立への道
日常の猫の問題とその解決
猫語の研究とプロジェクト
現在進行中の試験―ミャオジック
著者等紹介
シェッツ,スザンヌ[シェッツ,スザンヌ] [Sch¨otz,Susanne]
1965年にスウェーデンのルンドに生まれ、ルンド大学で博士号を取得。現在はルンド大学で音声学の研究と指導にあたる。幼少の頃より猫が好きで、現在は夫と5匹の猫と共に暮らす
石田紀子[イシダノリコ]
高知県生まれ。神戸大学文学部卒業。医学薬学を中心とした実務翻訳に長年携わり、その後、出版翻訳を学ぶ。愛猫家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
ねこを愛する音声学研究者が飼い猫の発音を分類研究した、きわめてパーソナルで愛情に満ちた猫の出す音への考察本です。うちも愛情表現はPRRRR、ただ発音だけでなく音の高さも重要です。サイレントニャー(高周波を出していると言われてますが、本当の研究は読んだことがないです)も。猫飼いさんたちが自分の家の子と比べながら楽しめる本だと思います。は~かわいかった♡2021/11/25
宇宙猫
17
★★★★ 音声学者が猫の鳴き声を研究したもの。猫の口の開け方なんて気にしたこともないけど、さすが見るところが違う。猫のケンカをシャーと言って止めるのも面白い。試してみたけど機会がないな。飼い主なら当然と思っている事でも 学術的に証明するのは難しい。表紙もだけど写真が可愛い。2021/11/08
Aaa
7
この本は、目次を見ただけで、ある程度のネコの感情を理解できた。この本は、他の動物の本と比べて、文章が長く、その分、とても細かい内容まで入っていたので、ネコの言葉やキモチについて詳しく知りたい方におすすめの本。2020/07/19
dowalf
5
著者は音声学者かつ、5匹の猫と暮らす大の猫好き。自宅の猫たちとのコミュニケーションから猫の発する「猫語」の解析を音声学的に試みたという内容です。文中に、猫が発した声が音声記号となって著者の耳に届いているような記述があり、音声学のプロにしか感じ取れない世界がなんだか羨ましく思えました。ワガヤノ猫の猫語にも、もっとよく耳を傾けたいです。2019/12/29