出版社内容情報
レイチェル・ウェルズ[レイチェルウェルズ]
中西和美[ナカニシカズミ]
内容説明
飼い主を亡くした悲しみを経て、エドガー・ロードで“通い猫”として暮らすようになったアルフィー。ある日、空き家だった48番地に新しい家族が越してきた。だが何かから隠れるように人目を避ける一家の不審な様子に、近隣住民はざわつきだす。アルフィーはその一家と、彼らが飼う心閉ざした白猫のことが気になり…。悩める者のため1匹の猫が立ちあがる!?全英絶賛ハートフル猫物語、第2弾。
著者等紹介
ウェルズ,レイチェル[ウェルズ,レイチェル] [Wells,Rachel]
愛猫家。家族やペットたちとデヴォン州に住む。20代の頃はロンドンでマーケティングの仕事につき、出産後に故郷に戻り、子育てと執筆の両立に踏み切ることに。処女作『通い猫アルフィーの奇跡』が英紙サンデー・タイムズのベストセラーリスト入りを果たす
中西和美[ナカニシカズミ]
横浜市生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
189
通い猫アルフィーの第2弾。 空き家だった家に夜逃げのように引っ越して来た家族。その家族と一緒にやってきた美しい白い猫に恋をしたアルフィー。アルフィーは相変わらず可愛い。だけど、アルフィーに好意を寄せ何かと手助けするタイガーが切ない。しかしタイガーは素晴らしく良い猫だな。アルフィー、何でタイガーじゃダメなの?と思った(笑) 第3弾あるよね?2017/05/25
mocha
120
前作で素晴らしい家族を手に入れたアルフィー。しかしお隣に謎めいた一家が越してきたことから、エドガー・ロードに不穏な空気が漂い始める。一家の飼い猫に一目惚れしたアルフィーは、なんとかお隣と打ち解けようと知恵を絞るが…。ドロドロしない猫の三角関係がさわやかでいい。いじめ問題を解決するくだりはちょっとやり過ぎな感もあるけど、「愛」にあふれたラストは素敵な絵を見ているかのようだった。2016/08/24
みかん🍊
114
通い猫アルフィーの第2弾、奇蹟を起こしたアルフィーは幸せになった家族たちと平和に暮らしていたが、隣に新しく越してきた何か問題を抱えている家族と猫、またまたお節介アルフィーはほっておけない、不妊の悩みや虐め、近所を監視し勝手に問題視し追い出そうとする老夫婦、お国が違えど抱えている問題や悩みはどこの国も同じなんだな、周りの猫も人間もみんな幸せになって欲しいアルフィーの活躍によりみんなが幸せになり平和を取り戻す、誰もがアルフィーの様な考えで生きていれば世界は平和になるのに、やっぱり猫はみんなに幸せをもたらす。2017/04/05
hirune
105
通い猫として複数の家庭の人々にモテモテなアルフィー、この巻では引っ越してきた謎の家の美猫に恋をしたり 近所の猫たちと友情を深めたり 野良猫として生きる強い猫と知り合いになったり、人間の家族たちの面倒も見るけど 猫社会の関係にも重点が置かれている気がしました。しかしクレアは放っとくと勝手に不幸の種を作り出していくような女性だから、アルフィーのようなどこまでも面倒見がいい猫が必要なのね。だから彼女がアルフィーのNo. 1なんだろうなぁ。アルフィーと増え続ける家族たちの物語、楽しかったです☆2017/10/20
nico🐬波待ち中
103
大好きなシリーズの第2弾。今回はなんとアルフィーが高嶺の花に一目惚れ。相変わらず人の気持ちを理解し寄り添うことは上手いのに、乙女心(雌猫)を察することが下手で不器用なアルフィー。恋する気持ちが全然伝わらずヤキモキ…でも簡単には諦めない!今回は特に猫達の仲間を思いやる気持ちや団結力が素晴らしかった。幸せは伝染するもの、と語るアルフィー。幸せが人にも猫にも読み手にもじんわりと伝染していく。今回も温かな気持ちにさせてくれてありがとう。周りのみんなを笑顔にするアルフィー、また近い内に第3弾で逢いましょう!2017/09/06