内容説明
13歳の少女を誕生日直前に誘拐し殺害する連続殺人犯、バースデー・ボーイ。惨たらしく拷問した姿を撮影し、誕生日カードにして毎年両親に送るその手口は、英国中を震撼させている。最初の事件から9年、担当刑事のアッシュはある事実を握っていた。それは、犠牲者がもう一人いること。5年前に家出したとされる彼の娘もまた犯人の手に落ちたのを、彼は隠していた―我が手で仇を討つために。
著者等紹介
マクブライド,スチュアート[マクブライド,スチュアート] [Macbride,Stuart]
刑事ローガン・マクレイのシリーズで知られる英国人作家。シリーズ1作目である処女作『花崗岩の街』(早川書房)にて2006年にバリー賞新人賞を受賞、その後、英国で最も権威あるCWA賞も受け、名実あいともなう英国NO.1ベストセラー作家である。スコットランド北東部に在住
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
岐阜県生まれ。同志社大学文学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らび
19
なんか辛いね~なんでこんな本読んだかな~(^_^;)13歳の誕生日に拉致され斬殺される少女たち・・1年後から毎年誕生日に贈られてくる「バースデカード」には娘たちの拷問シーンを収めた写真が届くようになる。設定が面白そうと思って手に取りましたが、全編を覆う暴力が半端ない。えげつない。それと主人公を軸に上下関係、横の繋がりが解りにくいですね。訳は頑張ったと思いますがこれは忘れよう!2016/09/13
siva
18
昨年創設の海外エンタメレーベル!と書店で見かけて。 13歳の誕生日目前に少女が攫われ、拷問の挙句殺されていく過程を撮った写真が毎年の誕生日に1枚ずつバースデーカードとして届く。主人公の娘も被害者だか捜査を外されるのを恐れ家出したことにして・・ 主人公は巡査(ただし降格のため)ですが、これがまあロクデナシです。仕事はできるんだけど。他にでてくる人物が誰も彼も瑕疵だらけ。ただノンストップて読み続けてしまう。 犯人の動機面とかが弱かったけど面白かった。主人公可哀想すぎるんだ・・シリーズのようなので続きも翻訳され2016/02/04
tom
17
読友さんのコメントを読んで借りることにしたと思うのだけど、読友さんのコメントは見当たらない。それなら、どんな理由でこの本を図書館に注文したのかと考えてみたけれど、何も思い浮かばない。ほんとうに不思議な図書館への注文。この物語、13歳の少女への虐待と虐殺がテーマ。それも13人。おまけに主人公の刑事は、ほとんど発狂状態。相棒の分析医もかなりの人柄(けっこう興味深い人ですけど)。こんなメンツが集まって、ドロドロ・グタグタのミステリーでした。翻訳をした山本やよいさん、さぞかしお疲れのことと同情してしまいました。2021/12/20
マック
8
ハードボイルドだど。とにかく主人公の暴れっぷりにぶっ飛んだ~~面白かったから次が出たら買いですね~時間のある時に一気読みしましょう。2016/03/02
rudolf2006
6
お正月に一気読みしました 面白いですが、いくら自分の家族にまで危険が迫っているとしても、ここまでのことをするのでしょうか? その辺りが不思議な感じがします しかし、この警官が怒るのはよく理解できます ここまでのことを、自分が出来るかというと… ですが、面白かったことは確かです2016/01/05