内容説明
通い猫暮らしの中で悲しい別れを経験し、それでも前向きに日々を送ろうとするアルフィー。そんなある日、アルフィーを戸惑わせる出来事が―飼い主のひとりがあろうことか仔犬をもらってきたのだ!犬とまともに触れあったことのないアルフィーにとっては未知の存在。しかもその仔犬の面倒を任されてしまい…?無邪気な仔犬がエドガー・ロードに新たな波瀾を巻き起こす!?ハートフル猫物語、第6弾。
著者等紹介
ウェルズ,レイチェル[ウェルズ,レイチェル] [Wells,Rachel]
デヴォン州に住む。20代の頃はロンドンでマーケティングの仕事につき、出産後に故郷に戻り、子育てと執筆の両立に踏み切ることに。デビュー作『通い猫アルフィーの奇跡』が英紙サンデー・タイムズのベストセラーリスト入りを果たす
中西和美[ナカニシカズミ]
横浜市生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirune
64
最愛のタイガーを失ったアルフィーとジョージの親子は、新しい出会いがあったり人間や猫の家族や友達との日常生活をおくることでゆっくりと喪失感から立ち直っていきます。しかも今回は家族として犬との出会いまで!アルフィーたちが猫にしては考え方とか行動が人間くさいのに対して、仔犬のピクルスがイタズラなペットそのもので異彩を放ってました😅仔犬ってこんな食いしん坊で言うこと聞かないものなんだ〜💦2021/08/05
はにこ
48
ただでさえジョージの親としてタイガーの分も頑張るアルフィーの元にピクルスという犬が登場。手を焼きまくるアルフィー。私は猫派だなと思う。面倒みきれないかも。孤独な老人に目を向けたジョージが立派だったな。良い仕事だね。アニマルセラピーを自らやるとは。今回はピクルスの他にもごみ箱に彼女ができたり、タイガーの家に新しい猫がきたり、そしてあの子がやってきたりとさらに賑やかになったね。2024/09/21
ぶんこ
46
題名の通り多くのめぐりあいがありました。仔犬のピクルスが加わりてんやわんや。猫と犬って、もっと猫が我関せずだと思うので違和感。ジョージの友だちハロルドが緊急入院し、不仲だった実子マーカスとクレアたちでハロルド宅を綺麗にして快適な住まいと支援体制を整えて退院。「ごみばこ」にはアリーという恋人ができたのがとても嬉しい。ジョージとハロルドは身寄りのないお年寄りを助ける仕事?をして、それが後に町ぐるみの支援となっていく。自分のこと後回しで活躍するアルフィーには、元片想いの恋人スノーボールが戻ってきました。2023/08/08
み
34
う~ん、アルフィーの仲間にワンは必要?ネコから見たらイヌって、そんな感じなのかもねぇって感じには面白かったのですが、ワンが和を乱してるような…。ジョージの成長が嬉しくもあり淋しさも、単なる読者なんですがね(^^;おまけのコロナ状況下のお話しは、そんなことがあったんだねぇって読まれる日が早く来たらいいな(^_-)-☆2021/01/19
bianca
33
シリーズ6作目。本編の他に“ステイホーム中”の短編もあり。本編の方ではアルフィーの心配が尽きない…息子ジョージの動向、パグの赤ちゃんピクルスのしつけ、人間たちの心配、もう休む暇もないのだ。ピクルスが立派な猫になりたくて、付いて回るのでスムーズにいかないことばかりだけど、そこが赤ちゃんの可愛いところ。終盤で思いもよらなかった再会があって、アルフィーの4/9命も動き出した。温もりとつながり、猫たちの尽力でエドガーロードは今日も愛で溢れ前進する。コロナ禍のライブ感も良かった。オンライン会議を邪魔する猫たち(笑)2021/02/28