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出版社内容情報
ずっと独りで生きてきた。だから、
この胸の温かさの意味がわからなくて。
ロンドンで10年間働いてきた身寄りなき看護師ヘンリエッタは、
ある日、ほとんど会ったことのない伯母から遺産を譲り受けた。
それはオランダのとある村に立つ、城下の小さな家だった。
もうすぐ20代が終わるというのに、私には何かを遺す相手もいない……。
一抹の寂しさを抱えながら、ヘンリエッタは古びた愛車で現地へ向かった。
みぞれ降る中ようやく到着したのは夜で、家は暗闇に包まれていた。
そこで城の主で地主でもあるマルニクス・ファン・ヘッセルと出逢う。
背が高く、かなり年上だけれど魅力的な彼はしかし、横柄に告げた。
「私がここを貸す権利を持っているのだと思いなさい」
あれこれ指図する彼に腹を立てつつも、彼女の胸はぽっと温かくなり……。
ロンドンでの安定した生活を捨て、見知らぬオランダの地に飛び込んだヘンリエッタ。独りで生きることに慣れっこの彼女は、新しい暮らしも自分で築いていくつもりでしたが、近くの城に住む不機嫌な貴族のマルニクスがなぜか世話を焼いてくれて……。
内容説明
ロンドンで10年間働いてきた身寄りなき看護師ヘンリエッタは、ある日、ほとんど会ったことのない伯母から遺産を譲り受けた。それはオランダのとある村に立つ、城下の小さな家だった。もうすぐ20代が終わるというのに、私には何かを遺す相手もいない…。一抹の寂しさを抱えながら、ヘンリエッタは古びた愛車で現地へ向かった。みぞれ降る中ようやく到着したのは夜で、家は暗闇に包まれていた。そこで城の主でもあるマルニクス・ファン・ヘッセルと出逢う。背が高く、かなり年上だけれど魅力的な彼はしかし、横柄に告げた。「私がここを貸す権利を持っているのだと思いなさい」あれこれ指図する彼に腹を立てつつも、彼女の胸はぽっと温かくなり…。
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ] [Neels,Betty]
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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