内容説明
没落しかけの実家を支えようと奔走していて婚約破棄されたルシールは、女性関係が派手だと噂の王弟テオドールに契約結婚を持ちかけられ承諾する。「君を誰よりも幸せな女性にしてあげると誓うよ」契約のはずなのに情熱的に愛され大切にされて戸惑うルシール。噂と違い誠実なテオドールに惹かれる彼女だが彼の元婚約者だという女性が挨拶してきて!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
7
騙されやすくすぐ散財する両親のせいで苦労するヒロイン、弟が成長するまで婿入りしてくれる相手を探すが上手くいかない中、王弟である公爵が困っているのを見かねて助けたら、お互いに利があるから結婚しようという話になり。当て馬だのいろいろあるけど一番はヒーローが恋愛面でヘタレすぎて肝心なことをなかなか言えなかったことだな。おかげでヒロインは振り回された感がある。ヒロインも意地っ張りだからどっちもどっちではあるんだけども。ヒロインの両親が改心したのは救いだったかな。ヒーローはもう少し有能さを恋愛にも出していけ(笑)2023/09/05