ハーレクイン・ディザイア 憂鬱なプロポーズ

ダナウェイ，ミシェル【作】〈Ｄｕｎａｗａｙ，Ｍｉｃｈｅｌｅ〉/雨宮 幸子【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2009/03発売）

• サイズ 新書判／ページ数 188p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596512871
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

トリイはボスのジェフとの不毛な関係を清算するため、異動による昇進を受け入れて、彼のいる街から離れた。心機一転、仕事も順調に進み、私生活にも余裕が出てきたころ、彼女は体の変調に気づいた―ジェフの子供を身ごもっていたのだ。産む選択以外は考えられない。でも、ジェフには知らせたくない。いったい彼はどんな反応を示すのかしら？数日後、ジェフが突然トリイのオフィスを訪ねてきた。どこからか彼女の妊娠を聞きつけたらしい。開口一番、彼は言った。「子供には両親が必要だ、結婚するしかない。結婚してくれ」トリイはなぜか、心がひどく重く冷えきっていくのを感じた。

著者等紹介

ダナウェイ，ミシェル［ダナウェイ，ミシェル］［Ｄｕｎａｗａｙ，Ｍｉｃｈｅｌｅ］
セントルイス郊外の町で生まれ育つ。ロマンス小説を書きながら、アメリカ中に名を馳せる有名高校で英語とジャーナリズムを教えている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[麻琴]

雑誌で読んだコミック版が大変良くて原作を探してた作品。ヒロインはヒーローとのほとんど身体だけの関係に見切りをつけて遠くの街に引っ越し人生をやり直そうとした矢先、妊娠が発覚。それを知ったヒーローが子供の為に結婚するしかないと迫ってきて…という話。ヒーロー、誠実で性格もいいのに鈍感過ぎて愚か。ヒロインが別れを決断しプロポーズを拒否する気持ちが本当によくわかる。ヒロインに対する行動は完全に恋してる人そのものなのに、何であんなに頑なに愛してるわけじゃないと思うんだろう。→（コメント欄に続く）

2015/10/29

[りりか]

付き合っているけれど心で繋がっていない二人だけど、ヒロインが煮え切らない関係を清算した途端、ヒーローのこどもを身ごもっていることに気づき…という内容。ハーレの定番「結婚しよう」「愛がないのに結婚なんて無理」の応酬なのだけど、ヒロインがかたくなすぎず、ヒーローも傲慢でもないので、あっさりと読めました。

2012/03/22

[肇]

なんだか淡々と進んだ感じ。主人公がパートナーを拒む理由もわかるが、頑な過ぎる気がする。しかし相手もめげずによくやった!!← 若干内容の裏付けが不完全燃焼だけどハッピーエンドだし、楽しめました。

2010/09/16

[なすか]

おもしろかったです。ヒロインがなかなかyesと言わないけど、読んでてイライラしなかった。こりゃ仕方ないわ〜とか思いつつ読んでました(苦笑) ヒーローは薄情でも傲慢でもなく単なる恋を知らない鈍感男。嘘でも愛してると言えばいいのに、それが出来ない正直者でした(笑)でも本能で彼女を失いたくないと頑張る姿がいじらしかった。

2009/04/08

[erie]

とにかくコミュニケーションのたりないふたりでした。ヒーローは自分勝手というよりも鈍感で不器用という感じ。とっても誠実で、ヒロインを取り戻そうと頑張る姿は◎。ヒロインがちょっと頑な過ぎるかな、だからこそヒーローのがんばりが生きるわけだけど…

2009/03/13