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内容説明
車窓に広がる南仏ののどかな田園風景をぼんやりと眺めながら、ヴェロニカはパリでの秘密の情事に思いを馳せていた。まったく私らしくもなかった。革命記念日の夜、熱に浮かされたように出会ったばかりの男性、ルークと奔放な一夜を過ごすなんて。でも、彼の発する強力な磁力にはどうしても抗えなかった。今朝、彼は私のいないベッドで目覚めたとき、何を考えたかしら?列車がアヴィニヨン駅に着き、ヴェロニカはホームに降り立った。これから妹のカレンと共に、知人のヴィラで休暇を過ごす予定なのだ。駅を出たヴェロニカは、道の向かい側で女性と談笑する男性をひと目見るなり、凍りついた。ルーク!なぜ彼がここにいるの―。
著者等紹介
ネーピア,スーザン[ネーピア,スーザン][Napier,Susan]
生まれながらのロマンス小説家と言える。ニュージーランド、オークランドでジャーナリストとして出発。上司と結婚したのち小説の執筆を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
3
ヒロインは綺麗で奔放な妹に振り回されて、パリで見かけたヒーローに何とか近づこうと戦略を練り、一夜の関係を持ったのですが、再会した時からのヒーローの態度が頂けません。全て悪い方に考え、その全てをヒロインにぶつけるのです。挙句、学生時代に付き合っていた女性が、親族中が集まる場で、あなたの子供を妊娠していると押し入ってきたら、ヒロインが逃げ出しても仕方がないんではないでしょうか…終盤にヒーローが君はバカだというんだけど、”あなたに言われたくないわ”と思ってしまった。IQが高いと、相手の気持ちが理解できないのね。2016/06/07
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- 華鬼 〈4〉 講談社文庫