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内容説明
雑誌社の副編集主任ケードは、研修生の一人ジェシー・クレイトンに、一カ月編集主任のもとで働く特別研修生に彼女が選ばれたと告げた。これは本採用への切符を手に入れたも同然の、喜ばしい知らせだ。だがジェシーはひどく狼狽した様子で、辞退すると言いだす。予想外の反応に、ケードは疑問を抱かずにはいられなかった。そもそもジェシーはどこか謎めいている。まるで変装でもしているかのように分厚い縁眼鏡をかけ、髪をひっつめているのも妙だ。彼女は何を隠しているんだ?まさか、ライバル誌のスパイか?ケードはその答えを知るべく、ジェシーに接近した。
著者等紹介
セントクレア,ロクサナ[セントクレア,ロクサナ][St.Claire,Roxanne]
アメリカで数々の名誉ある賞を受賞する実力派作家。広報やマーケティングの重役として二十年近く働いたあと、99年にロマンスを書きはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
14
ヒロインの立場を考えると少々不審にみえる行動に走るのは仕方がないと思う。他人に明かせない秘密を抱えて不安だったろうし。なにかおかしいと気づいてヒロインに正面切って問いただし、なぜ自分に話してくれないのかと疑心暗鬼に陥って間違った結論に達してしまうヒーローにも同情する余地がある。誰よりも間違いを嫌っていた彼はとても誠実だし、ヒロインが身内に受け入れられたことを心から喜んでくれる優しい人だから。シリーズの中の数冊を読んだけれど、競作なのでどこまで手を出すか迷う。このあとのヒロイン母と養父のロマンスは読みたい!2015/07/11
なすか
1
このシリーズ、一番好きなのは(1)なので、(9)の本作ももちろん好きです。なぜなら(1)と一番密接にかかわってるのは(9)だから!単品としてみても、ヒロインが最終段階でヒーローにガツンと肘鉄くらわす展開が大好きなんで、合格(笑)2009/02/22