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内容説明
エマは生まれてすぐに捨てられ、里親の家を転々としてきた。そのためか人との関係が長く続かず、いつも孤独だった。ある日、彼女が働く店にフリンという名の男性が現れて、彼女は実は大富豪フォーチュン家の相続人だと告げられる。なかば強引に事実を受け入れさせられ、違和感を覚えつつもエマは富豪一族の一員となった。親戚の集うパーティが開かれることになり、今までしたこともない口紅を引いてドレスに身を包んだ。しかし広い屋敷で道に迷い、情けなさに落ち込んでいると、聞き覚えのある低い声がした。「君をさがしていたんだ」すると目の前に、官能的な笑みを浮かべたフリンが立っていた。
著者等紹介
ウィルクス,アイリーン[ウィルクス,アイリーン][Wilks,Eileen]
1996年の初作でいきなりUSAトゥデイのベストセラーリストに載り、鮮烈なデビューを果たした。これまでに二度、RITA賞最終選考の候補として名が挙がる。数々の雑誌や作家から賛辞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
22
生まれてすぐ捨てられたヒロイン。優しかった婚約者は彼女の妊娠を機に異常なまでの独占欲を示し暴力を振るい、逃げ出すしかなかった。そこへヒロインを探す私立探偵ヒーローが現れ、彼女は大富豪の相続人だと告げる。お金があっても子供を捨てるんだ、という不信感をヒロインが抱くのも無理もない。彼女を養子に望んでくれた里親もいたのに捨て子だったから手続きが出来なかった。今更高額な贈り物をもらっても嬉しくもない。お腹のお赤ちゃんごと愛してくれるヒーローに出会えたことが良かった。母が捨てられなかった古い毛布のエピソードに涙。2021/10/13
ばん
8
独占欲の強い元婚約者の子を身ごもったまま逃げ出したヒロインと私立探偵のヒーロー。ヒロインは生まれてすぐに捨てられ孤児として育ってきた。今更母親が現れて良い母親ヅラされても困る、というのもわかる気がする。ヒーローは基本的に良い人なんだけど、終盤はヘタレというかなんというか。あんまり印象に残らないヒーロー、ストーリーだったかな。2021/10/27